先日、 ADIのレギュレータIC LT3580IMS8E#TRPBF のコーナーテール形状および露出パッドの酸化の可能性について、お問い合わせをいただきました。実際の部品とデータシートに記載されている内容との間に相違がありました。
この懸念を明確にするため、メーカーに確認しました。メーカーによれば、
- 露出パッドの四隅のテールの形状は、リードフレームの設計および成形工程によって異なります。
- 本品におけるリードフレームの設計に変更はありません。
- 角の形状(例えば、角がきれいに見えるか覆われているかなど)は、以下の理由により異なる場合があります。
- リードフレームの平坦度:これは、モールドコンパウンドのフラッシュがどの程度その領域を覆い隠すかに影響します。
これにより、露出パッドの隅がモールドコンパウンドやバリで覆われている場合、四隅のテール形状にわずかな差異が生じる可能性があります。
- 酸化のように見えるものは、実際には露出パッド上のモールドフラッシュ(成形工程で生じた余分なプラスチック)です。
- レーザーバリ取り機はモールドフラッシュを除去するために使用されますが、機械およびプロセスの精度の関係上、一部バリが残存する場合があります。
LTC FVI基準(Analog Devices内部基準)によれば、フラッシュが10ミル以内であるため、製品は許容範囲内です。
したがって、部品の外観がわずかに異なっていても、機能的・機械的には問題なく使用可能です。
適用品番
| DigiKey品番 | メーカー品番 |
|---|---|
| LT3580EDD#TRPBFTR-ND、 LT3580EDD#TRPBFCT-ND、 LT3580EDD#TRPBFDKR-ND |
LT3580EDD#TRPBF |
| 505-LT3580EDD#PBF-ND | LT3580EDD#PBF |
| 505-LT3580EMS8E#TRPBFTR-ND、 505-LT3580EMS8E#TRPBFCT-ND、 505-LT3580EMS8E#TRPBFDKR-ND |
LT3580EMS8E#TRPBF |
| 505-LT3580EMS8E#PBF-ND | LT3580EMS8E#PBF |
| 505-LT3580IDD#TRPBFTR-ND、 505-LT3580IDD#TRPBFCT-ND、 505-LT3580IDD#TRPBFDKR-ND |
LT3580IDD#TRPBF |
| 505-LT3580IDD#PBF-ND | LT3580IDD#PBF |
| LT3580IMS8E#TRPBFTR-ND、 LT3580IMS8E#TRPBFCT-ND、 LT3580IMS8E#TRPBFDKR-ND |
LT3580IMS8E#TRPBF |
| 505-LT3580IMS8E#PBF-ND | LT3580IMS8E#PBF |
| LT3580MPMS8E#PBF-ND | LT3580MPMS8E#PBF |
| 505-LT3580HMS8E#TRPBFTR-ND、 505-LT3580HMS8E#TRPBFCT-ND、 505-LT3580HMS8E#TRPBFDKR-ND |
LT3580HMS8E#TRPBF |
| LT3580HMS8E#PBF-ND | LT3580HMS8E#PBF |
| 505-LT3580MPMS8E#TRPBFTR-ND、 505-LT3580MPMS8E#TRPBFCT-ND、 505-LT3580MPMS8E#TRPBFDKR-ND |
LT3580MPMS8E#TRPBF |
| LT3580IDD-ND | LT3580IDD |
| 161-LT3580IMS8E-ND | LT3580IMS8E |
| 505-LT3580EDD#TRMPBFTR-ND | LT3580EDD#TRMPBF |

