Melexis社製EVK91805に同封されている、RDB91805のファームウェア変更中に遭遇したFlash書き込み不具合についてご相談したいです。
【ご相談の背景】
私は現在、RDB91805を用いたタイヤ内蔵センサの研究開発を行っており、以下の環境にてセンサのファームウェア書き換えを試みております。
- 評価キット:RDB91805 +MLX TPMS MultiTool(接続確認済)
- 使用GUI:MLX9180x LF Bootloader v4.0
- センサ:MLX91805(RDB91805基板)
- 電源:コイン電池(3.2V、電圧確認済)
- 通信設定:LFパターンはMelexis社からダウンロード(Melexis SoftDist - Login Page
【現在の状況と確認事項】
MLX TPMS MultiToolをPCに接続し、LF Bootloader GUI上で接続を検知したのを確認してから、 .hex ファイルを選択し、「Start」を押す、という一般的な書き込み手順を繰り返し実行しております。しかし、エラーメッセージが表示され、進捗バーは 0%のまま通信が停止してしまいます。そのため、ファームウェアの書き換えができません。
ここで使っている.hexファイルはMelexis社からダウンロード(Melexis SoftDist - Login Page
【センサ応答の確認】
一方で、別のGUIである「EVK91805_Melexis_TMS_Demo」を用いた際には、以下のようなRF応答(rfrx)が確認されており、センサが起動しており、アプリケーションが稼働していることは間違いないと認識しております:
- “rfrx DEE9FFECFBFAF9F8F7F6F5F4F3F2F1F0EF…”
つまり、センサが電源投入後にアプリケーションモードで起動してRF応答を行っている一方、LF Bootloader GUI では通信が確立せず、書き換えが行えないという状況です。
【これまで試行したこと】
・別のMLX91805(RDB91805)基板でも同様の現象を再現
・コイン電池の電圧も3.2V以上で安定していることを確認
【ご相談したいこと】
・本件のように、UID応答はあるがBootloader GUIと通信確立できないケースが報告されているか
・上記のような状態になっているセンサに対して、Flash書き換えを行う手段が他に存在するか
・GUIや評価ツールのバージョンを変更することで改善された事例があるか
お忙しいところ恐縮ですが、RDB91805のファームウェアを書き換えて、研究を進めたいため、上記の内容についてご確認いただき、ご対応・ご教示いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。