以下のセットアップは、I3Cインターフェースに関する一連の記事で使用されます。このシリーズは、I2Cインターフェースの機能を拡張するMIPI I3Cインターフェースの導入として位置付けられています。Raspberry Pico 2 を使用し、
I3C Blasterを用いて、NXPの P3T1755DP/Q900Z 温度センサとI3C経由で接続します。
本記事では、P3T1755DP ARD シールド評価ボードを使用しています。
NXPの P3T1755 は、-40°C~+125°Cの範囲に対応する温度/デジタル変換器です。コントローラは、2線式シリアルI3C(最大12.5MHz)および I2C(最大3.4MHz)インターフェースを介して通信できます。
NXP P3T1755 の主な特長および利点は以下のとおりです。
• I3C(最大12.5MHz)およびI2C(最大3.4MHz)インターフェース
– 32個のI2Cターゲットアドレス
– 32個のI3CプロビジョナルID
• 電源電圧範囲:1.4V~3.6V
• プログラム可能な過熱アラート
• 分解能:12ビット(0.0625°C)
• 精度:
– 1.4 V < VCC < 3.6V
– -20°C~+85°Cにおいて±0.5°C(最大)
– -40°C~+125°Cにおいて±1°C(最大)
• 低静止電流:4.1μA(標準値)
• ESD保護はJS-001-2017に基づく2000V HBM、およびJS-002-2018に基づく1000V CDM以上
• パッケージ:TSSOP8
• P3T1755 DP/Q900 は車載用
このセットアップでは、NXP P3T1755 モジュールのみを使用して、I3C経由で NXP P3T1755 と通信する方法を説明します。DigiKeyは、メインボードであるNXPの RT685 i.MX ARM® Cortex®-M33 MCU 32-Bit組み込み評価ボードを提供しています。
これは、NXP P3T1755 I3C、I2Cバス、0.5°C精度のデジタル温度センサ向けの完全な評価プラットフォームです。
• GUIベースの使いやすいソフトウェアにより、NXP P3T1755 の機能をデモ
• システムの熱管理実験用のオンボード温度センサ
• オシロスコープ測定および信号へのアクセスを容易にする便利なテストポイント
• ホストPCとのUSBインターフェース
• P3T1755DP-ARD 評価ボードにはUSBポート(x2)、もしくは外部電源から電源供給が可能
SparkfunのLogic Analyzerを使用し、以下に示すセットアップでsigrok I3C decoderを正しくインストールした状態で、I3Cトランザクションを示します。
Raspberry Pico 2 にI3C Blasterのファームウェアを書き込んだ後、minicomターミナルを起動します。
digikey_coffee_cup # minicom -D /dev/ttyACM0
最初に使用するI3Cコマンドは、I3Cの初期トランザクションを説明するため、I3Cクロック周波数を100KHzの低い周波数に設定するものです。
digikey_coffee_cup #> i3c_clk 100
OK(0)
最初のコマンドに続いて使用する2番目のI3Cコマンドは以下のとおりです。
digikey_coffee_cup #> i3c_rstdaa
OK(0)
SparkfunのLogic Analyzerより、RSTDAA I3Cコマンドがキャプチャされています(これにより、以前にI3Cアドレスが割り当てられていれば、バス上のすべてのアドレスは削除されます)。
このスクリーンショットでは、I3Cバスにおいてオープンドレインモードからプッシュプルモードへの移行を確認できます。
次回の記事では、I3CのENTDAA手順を実行し、マスタである Raspberry Pico 2 から、このスレーブI3C NXPの温度センサへI3Cアドレスを割り当てる方法について取り上げます。DigiKeyでは、Microchipの PIC18-Q20ファミリの PIC18F04Q20T-I/SL のように、I3Cインターフェースを内蔵したマイクロコントローラも提供されています。また、Nordicの nRF54H20 やNXPの LPC865M201JBD64/0K など、DigiKeyで入手可能な一部のマイクロコントローラにおいてもI3Cがサポートされています。
どうぞ素晴らしい一日を!
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