Nordicの nRF54L15-DK 開発キットに、ベアメタル開発オプションが登場しました。このベアメタルオプションでは、Zephyr RTOSフレームワークで一般的に行われるKconfigおよびDevicetreeの設定手順は不要です。
このベアメタル開発オプションの手順の概要は以下のとおりです(前の投稿に従って、これらの手順を実行する前に、nrfutilおよびその他のアイテムをインストールしてください)。
pip3 install intelhex
sudo apt install libfuse2
nrfutil sdk-manager install v0.8.0 --type nrf-bm
west init -m https://github.com/nrfconnect/sdk-nrf-bm --mr main
west update
cd sdk-nrf-bm
これでアプリケーションをビルドできます。
west build -p always -b bm_nrf54l15dk/nrf54l15/cpuapp/s115_softdevice samples/bluetooth/ble_hrs
最終的にアプリケーションがデバイスに書き込まれます。
west flash
これで、携帯電話にインストールされているNordicアプリケーションから取得した適切なBluetoothデバイスIDを使用し、携帯電話をBluetooth経由で Nordicの nRF54L15-DK 開発キットに接続する準備が整いました。以下の動画は、患者の心拍モニタをエミュレートするこのベアメタルアプリケーションのデモを示しています。
上の動画では、Nordic nRF54L15-DK 開発キットからのメッセージをUSBポート経由でminicomがキャプチャする様子も示しています。また、開発キットボードと、Bluetooth® LE(Low Energy)プロトコルで接続されたNordicアプリケーションを実行する携帯電話も確認できます。このアプリケーションは2.4GHz帯で動作します。携帯電話のアプリケーションでは、縦軸に心拍モニタ値、横軸に時間を取ったプロットが表示されます。
このデモのソースコードは以下のところにあります。
samples/bluetooth/ble_hr/src/main.c
Nordic nRF54L15-DK 開発キットは、Bluetooth経由でデータ転送が必要なこの種の無線アプリケーションに最適なプラットフォームです。この Nordic nRF54L15-DK 開発キットには、802.15.4(Matter、Thread、Zigbee®)および2.4GHz帯の近距離無線通信(NFC)機能も搭載されています。
また、Nordicは NRF7002-DK のような他の開発キットボードも提供しています。
良い一日を!
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