電源は、開発ボードを安定して動作させるための基盤となります。電源経路を理解することで、電源投入時の起動失敗、充電異常、外部ペリフェラルへの電力不足といった一般的な問題のトラブルシューティングを迅速に行うことができ、不適切な電源構成によるハードウェアの損傷を防ぐことができます。
使用例
- 開発およびデバッグ:USB経由でPCから直接給電され、オンボードデバッガとターゲットMCUの両方に同時に電力を供給します。
- スタンドアロン動作:3.7V Li-Poバッテリで駆動することで、USBケーブルを接続することなく、ポータブルなIoTノードを構築できます。
(画像提供:Microchip)
電源アーキテクチャと電源経路
2つの電源入力オプション
-
USB給電
VUSB → MCP73871 バッテリ充電器 → MIC33050 LDOレギュレータ → VCC_P3V3
安定した3.3V出力が、オンボードデバッガ、ペリフェラル( ATWINC1510 、mikroBUSインターフェース)、およびPIC24メインMCUに供給されます。
-
バッテリ給電
VBAT(JSTコネクタに接続された3.7V Li-Poバッテリ)がシステム全体に直接電力を供給します。USBケーブルを接続すると、自動的にバッテリの充電が開始されます。
電流制限
PCのUSBポートへの過負荷を防ぐため、USB入力電流の合計は500mAに制限されており、この電流はバッテリ充電とターゲット回路の動作との間で共有されます。
2. 充電管理( MCP73871 )
主な電気的仕様
- 充電電圧:4.2Vに固定されています。公称電圧3.7Vで、満充電時のカットオフ電圧が4.2VのLi-Poバッテリのみに対応しています。
- 充電電流:工場出荷時のデフォルト設定では100mAに制限されており、小容量のバッテリに適しています(過充電を防ぐため、400mAh以上のバッテリのご使用をお勧めします)。
- タイムアウト保護:最大充電サイクル時間は6時間に設定されており、タイムアウトになると自動的に異常状態が発生します。
LED状態表示一覧表
| LED状態 | 意味 |
|---|---|
| 赤色点灯 | 充電中 |
| 緑色点灯 | 充電完了 |
| 赤色点滅 | バッテリ電圧低下(電圧<3.1V) |
| 赤と緑が同時に点灯 | 充電タイムアウトエラー |
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