APDahlen Applications Engineer
この技術概要では、SiemensのV20モータドライブの主な機能を説明します。用途に焦点を当て、マニュアルを開かなくても技術者が重要な特性を短時間で把握できる内容になっています。
選定の概要
- Siemensの SINAMICS V20は、ディスクリート制御またはアナログ制御を使用するスタンドアロンのモータ制御を主眼としています。
- V20はMODBUS制御に対応していますが、G120などのドライブが備えるフル機能のPROFIsafeインターフェースは搭載していません。
- V20は、同等の定格を持つSiemensのVFDと比較して低価格です。DigiKeyでVFDファミリ間の価格を比較できます。
- V20には、安全度水準(SIL)または要求パフォーマンスレベル(PL)の機能は組み込まれていません。安全監査で必要と判断された機械防護設備または追加の安全機能を導入してください。
この記事は、DigiKey Field Guide for Industrial Automationの一部です。
分類: Select It → Motor Drives
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Engineer — 難易度レベルの説明
著者: Aaron Dahlen | MSEE | Senior Applications Engineer, DigiKey
最終更新日: 2026年6月6日
図1: Siemens V20 6SL32105BB215UV1 ドライブ
Siemens V20は「シンプルなモーションシーケンス」向けに設計されており、出力範囲は0.16~40馬力です。V20の代表的な用途を図2の接続マクロ(接続内容)に示します。
これは一般的な表ではありません。各マクロでは、ドライブ内部の設定がドライブの物理的な配線ガイドに関連付けられているためです。この関係は、図3の物理配線に対応している図2の列見出しから明確に分かります。
制御モードの例
以下に、いくつかの例を示します。
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工場出荷時設定、Cn 001: ドライブは、フロントパネルまたはオプションの基本操作パネル(BOP)を使用して制御します。I/Oには何も接続しません。なお、BOPをリモート設置するには、BOPインターフェースが必要です。
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ジョグ機能付きローカル可変速制御、Cn 002: ドライブは、ポテンショメータに加え、運転、方向、およびジョグ用のスイッチを含む4つの操作手段によって制御します。
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比例積分微分(PID)制御、Cn 008: 設定値指令はアナログ入力1で監視し、フィードバックはアナログ入力2で監視します。なお、端子1から10V DCの励起電圧を利用できます。
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MODBUS RS-485またはMODBUS RTUによるリモート制御、Cn 010およびCn 011: ユニットは、P+端子およびN-端子に物理的に接続されたMODBUSネットワークを介して制御します。
図2: V20のマクロ(接続内容)の選択肢
図3: V20の代表的な配線図
技術的なヒント: ドライブとモータ間のケーブルのEMIを低減するために、ACシールドキットを使用できます(図4)。一例として、図1に示すドライブのACタイプのフレームサイズに適合するこのキットがあります。
図4: ケーブルをシールドするキット
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著者について
Aaron Dahlen氏、元米国沿岸警備隊(USCG)少佐(LCDR)は、シーフリバーフォールズにあるDigiKeyのシニアアプリケーションエンジニアを務めています。エレクトロニクスおよび産業オートメーションに関する彼の知識と経験は、技術者およびエンジニアとして従事した27年間の軍歴と、その後10年以上にわたる教育経験を通じて培われました。
Dahlen氏は、ミネソタ州立大学マンケート校で電気工学修士号(MSEE)を取得しています。また、ABET認定を受けた電気工学プログラムで教鞭を執ったほか、電子工学技術プログラムのコーディネーターを務め、軍の技術者に対して部品レベルの修理技術を指導してきました。
現在は、ミネソタ州北部の故郷へ戻り、コンデンサ探しから始まった数十年にわたる旅を終えました。彼の物語はこちらからお読みください。



