ウェビナー:なぜサイバーセキュリティを安全に関する議論に含める必要があるのか?

SICK社

ウェビナー実施日:2026年3月10日

主な要点

  • 安全部品がサイバー攻撃の標的になりやすい理由と、そのリスクについて
  • IEC 62443およびEU 2023/1230が、安全でコンプライアンスに適合した製造の指針となる仕組み
  • サイバーセキュリティを安全戦略に統合するための実践的な手順
  • SICKの認証取得済みソリューションが、信頼性が高く、将来を見据えた生産環境をどのように実現するか

よくある質問

既存の機械をアップデートする必要はありますか?

  • 2027年12月以前に出荷された製品は、CRA(Cyber Resilience Act、サイバーレジリエンス法)の適用対象外となり、事実上既存製品として扱われます。ただし、それ以降に製造および出荷される機械や部品は、特にEU域内で販売または流通される場合は、CRAに適合する必要があります。

IEC 62443のすべての条項を実装する必要がありますか?

  • いいえ、すべての条項を満たす必要はありません。IEC 62443のような規格には、製品ごとに適用される条項と適用されない条項があります。例えば、Flexi Compactは適用対象となる条項4-1と4-2に準拠していますが、その他の条項は適用されない場合があります。該当する条項のみを満たせばよく、該当しない条項は評価対象になりません。

SICKのライトカーテンはIEC 62443認証を取得していますか?

  • ライトカーテンはネットワークに接続されていないため、サイバーリスクは低いと評価されており、ネットワーク機器に適用されるIEC 62443に適合する必要はありません。しかし、NFCなどの接続技術の進化に伴い、新たなリスクが生じる可能性があります。これに対応するため、開発チームはサイバーセキュリティに関する考慮事項を開発に組み込み、専任の専門家を交えて、製品の進化や市場投入に必要な認証を確実に満たせるよう取り組んでいます。

SICKのSafety Assistantアプリでは、どの設定項目にパスワードが必要ですか?

  • Safety Assistantでは、統合レーザーアライメント補助機能など、一部の機能でパスワードが必要です。これは、その機能を有効にすると安全出力が非安全状態になるためです。また、デバイスのリセットや工場出荷時設定に復元するときなども、ユーザーモードとパスワードが必要となり、許可されたユーザーのみがこれらの変更を行えるようになっています。

SICKのリレーはIEC 62443認証を取得していますか?

  • 機械規則(Machinery Regulation、MR)には適合していますが、通信機能がないためIEC 62443の認証対象ではありません。純粋な有線ハードウェアであるため、リレーを制御するための特定の電気信号にのみ応答します。安全要件は満たしていますが、サイバーセキュリティ規格に適合する必要はありません。

これは非安全製品にも適用されますか?

  • これは安全製品と非安全製品の両方に適用されます。機械規則は、CRAとは異なり、安全要件に特化しています。スマートウォッチのような製品も対象となります。重要なのは、製品が安全製品に分類されているかではなく、通信機能、つまり他のデバイスとデータの送受信ができるかどうかです。

「OT」とは何の略ですか?

  • Operational Technology(オペレーショナルテクノロジ)の略です。

米国以外の企業が米国へ輸出する場合でも、サイバーセキュリティは重要なのでしょうか?米国はEU機械規則やCRAとは無関係ではないでしょうか?むしろ、NRTL認証の方が重要だと思うのですが?

  • 現時点では、EU域内で製造している場合を除き、外国企業は米国への輸出時にCRAを遵守する必要はありません。
    ただし、米国が無関係とは言えません。CRAは、過去の安全規格がたどったのと同じように、まだ初期段階にあります。しかし現在では、ISOとANSIは、多くの安全規格に関して互いに整合した内容になっているため、サイバーセキュリティ規格も将来的に同様の道をたどる可能性は十分にあります。

現行製品と比較して、認証を取得しているデバイスには具体的にどのような変更が加えられていますか?ハードウェアの変更ですか、それともソフトウェアの変更ですか?

  • どちらの変更もありますが、より重点が置かれるのはハードウェアです。多くの場合、ファームウェアも重要な役割を果たしますが、特にIEC 62443のような規格の要件を満たすことは、製品が当初からそれらの規格を念頭に置いて設計されていない場合は困難です。そのため、規格対応はハードウェアにより関連性の高いものとなりますが、ソフトウェアも依然として重要です。例えば、Safety Designerのようなツールを使用して構成された安全コントローラの場合、データ転送時の暗号化や、展開されたプロジェクトがハードウェア上のものと一致していることを確認するための検証に関して、厳格な要件があります。全体として、ハードウェアとソフトウェアの両方が重要ですが、重点はハードウェアに置かれる傾向があります。

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