3MグループAearo Technologies LLCの熱可塑性ワッシャ B-531-1 と B-531-2 の主な違いは、使用されている材料です。
これらの材料は品番体系のサフィックスで示され、材料 C-1002 は「-1」、材料 C-1105 は「-2」、そして材料 C-1100 は「-3 」になります。
つまり B-531-1 は C-1002 でできており、 B-531-2 は C-1105 でできています。 C-1002 と C-1105 はどちらも熱可塑性固形ビニールでできていますが、物理的属性が異なります。
ショア硬さ、圧縮荷重たわみ、圧縮永久歪み、引張強さ、温度範囲は、これらの材料の物理的特性に寄与するいくつかの重要なパラメータです。
詳細は添付ファイルをご覧ください。
Difference - C1002 and C1005.pdf（69.2 KB）
ショア硬さ： ショア硬さは、材料の硬さを示す尺度であり、一般的にはポリマーの硬さを示します。指定された力で材料に生じるくぼみの深さによって測定されます。ショア押し込み硬度計（Shore durometer）は、材料の硬さを測定する装置で、一般的にはポリマーの硬さを測定します。押し込み硬度計にはいくつかのスケールがあり、それぞれ異なる特性を持つ材料に使用されます。最も一般的な2つのスケールは、ASTM D2240 のタイプAとタイプDのスケールです。Aスケールはやわらかい材料用で、Dスケールは硬い材料用です。ショアA硬さ（押し込み硬度計）スケールは、材料の硬さを測定するために使用される多くの押し込み硬度計のスケールの1つです。Shore A durometers range from 0 to 100 — the higher the durometer value, the harder the material.
難燃性：UL 94（電気機器および家電製品の部品用プラスチック材料の難燃性試験の安全性に関する規格）は、米国の Underwriters Laboratories によって発表されたプラスチックの燃焼性規格です。この規格は、試料に着火した時に、炎を消す性質の材料か、広げる性質の材料かを判定するものです。
圧縮荷重たわみ（CLD）： 圧縮荷重たわみ（CLD）は、材料を元の厚さの50%圧縮するのに必要な力を測定する試験です。圧縮力を受けたときの材料の抵抗力を示す尺度を示します。
ASTM D575は、ゴムコンパウンドの圧縮たわみ特性を調べる試験規格です。この試験方法は、硬質ゴムおよびスポンジゴム以外のすべてのゴムコンパウンドに適用できます。たわみとは、圧縮力を加えたときの試験片の厚みの変化です。
圧縮永久歪み： 圧縮永久歪み（ASTM D395）とは、材料を圧迫した後に残る永久的な変形のことです。この用語は通常、エラストマや発泡体のような柔らかい素材に適用されます。この特性は通常、 圧縮永久歪Aと圧縮永久歪Bの2つの方法で測定されます。
圧縮永久歪みA： 正式名称は、空気中での一定の力による圧縮永久歪みです。圧縮永久歪A では、1.8kNの力が設定温度で設定時間試験片に加えられます。圧縮永久歪みAは、試験片を試験後通常の状態（非圧縮状態）で30分間放置した後の、元の試験片の厚さのパーセンテージとして定義されます。 CA（圧縮永久歪みA）は、CA = [(to - ti) / to] * 100で与えられます。ここで、toは元の試験片の厚さ、 tiは試験後の試験片の厚さです。
圧縮永久歪みB： 正式名称は、空気中で一定のたわみを受ける圧縮永久歪みです。試験片を元の高さの75%まで、設定時間、設定温度で圧縮します（試料は元の高さの0.75まで圧縮されます）。 圧縮永久歪みBは、（圧縮永久歪みAと同様に）試験後通常の状態（非圧縮状態）で30分間放置した後の試験片のたわみのパーセンテージとして定義されます。CB（圧縮永久歪みB）は、CB = [(to - ti) / (to - tn)] * 100で与えられます。ここで、toは元の試験片の厚さ、tiは試験後の試験片の厚さ、tnはスペーサーの厚さまたは試験中の試験片の厚さ（75%圧縮されたときの厚さ）です。
引張強さ： ASTM D412は、加硫ゴム（熱硬化性）と熱可塑性エラストマの引張特性を測定するための最も一般的な規格です。ASTM D412は、引張ひずみ下での材料の弾性を測定するとともに、試験後、材料に応力がかからなくなったときの材料の挙動も測定します。ASTM D412は、［万能試験機（引張試験機とも呼ばれる）］を用い、500±50mm/minの速度で試験片が破断するまで実施されます。
適用品番
DigiKey品番 EAR1445-ND およびDigikey品番 EAR1330-ND