LEMのLA 25-Pは閉ループのホール効果による電流トランスデューサです。ガルバニック絶縁で公称25~50A RMSのDC、ACパルス電流測定に適しています。
しかし、その接続図を見ても、下図のシンボルの機能がすぐには理解できないかもしれません。これは何でしょう か?
メーカーに直接問い合わせたところ、以下のとおりです。
「データシートの接続図にある記号は、オペアンプ(A;ホール素子の差動出力電圧をシングルエンド電圧に変換)とトーテムポール出力段(2次電流Isを生成)を表します…
これがLA 25のような閉ループの実際のトポロジです。この理由は、1)温度によるゲインのドリフトをなくすため、2)トランスデューサの帯域幅を広げるため(つまり、より高い周波数における電流トランスデューサ効果を通して)です。」