PIC16 と PIC18 を含む PIC マイクロコントローラにはどのプログラマを使用すべきでしょうか

APDahlen Applications Engineer

Microchipのマイクロコントローラ PIC シリーズには長い歴史があります。そのオリジナルのアーキテクチャは1970年代後半まで遡ることができます。その間、Microchipは、ワンタイムプログラマブル(OTP)、ウィンドウ付きEEPROM、フラッシュ、高度な超低消費電力(XLP)マイクロコントローラに至るまで、数百ものデバイスを提供してきました。

Microchipの製品ラインが成長するにつれて、利用できるプログラマ(programmers)、回路デバッガ(in circuit debuggers)、エミュレータ(emulators)も増えてきました。このため、特定のプログラマと特定のマイクロコントローラをマッチさせようとすると、混乱が起こる可能性があります。この記事を書いている時点(23年12月4日)で、Microchipはこの表に示すように4つのプログラマを提供しています。

製品 画像 価格 商品概要
MPLAB SNAP ¥6,229 低価格で古い PIC デバイスと一部の新しいPIC
デバイスを限定的にサポート、MPLABデバイス
サポートマトリックス(下記詳細)を参照
PICKIT 5 ¥15,096 優れた汎用プログラマで、プロジェクトに
最大150mAを供給
ICD 5 ICD 5 Image ¥63,566 高速、パワーオーバーイーサネット(PoE)、
プロジェクトに最大1Aを供給
ICE 4 ¥328,778 回路エミュレーションを提供

この表は、PICプログラマを新規に購入する場合の出発点となります。しかし、すでにPICプログラマをお持ちの方も多いでしょう。おそらく、 PICKIT 3をお持ちで、最新の PIC18F16Q20 をプログラムできるかどうか気になっていることでしょう。

プログラマとマイクロコントローラの互換性を判断するには、Device Support matrix(デバイスサポートマトリックス)を見つける必要があります。この情報を見つけるのに最適な場所は、次の図に示すように、CドライブのMPLABフォルダです。ここでも情報を見つけることができるでしょう。ただし、このリンクは、将来、変更されたり、古くなったりする可能性があります。

なお、Microchipは2016年にAtmelを買収しています。Device Support matrix(デバイス サポートマトリックス)は、AVRラインのマイクロコントローラと関連プログラマも含んでいます。

Microchipのテクノロジが進化するにつれて、この情報は古くなってしまう可能性があります。その際は、より良いサービスをご提供できるよう、お手数ですがお知らせください。

ご健闘をお祈りします。

APDahlen




オリジナル・ソース(English)