Samtecでは、Tiger Eyeシリーズの豊富な製品ラインナップを取り揃えており、品番SFMC-109-03-S-Dもその1つです。これらの部品を大量に注文したり、長期にわたって注文したりすると、部品のマーキングが一定でないことに気づきます。製品上のマーキングの位置が変わったり、マーキング自体が全くない場合もあります。これは品質管理上の問題でしょうか、部品が不良品ということなのでしょうか?
そういうことではありません。答えは、この品番はSamtecの工場付加価値部品であり、DigiKeyが多くの自社製品で行っているのと同じように、長いマスター品番から切り出したものだからです。この場合、品番のマーキングは、より大きなマスター品番では一貫していますが、マスター品番の一部分はその長さのどの部分にでもなる可能性があるため、付加価値部品には一貫したマーキングスキーマがありません。Samtecはこのことを認識しており、品番を一部切り取った製品に関しては、マーキングが重要なものまたは管理されものであるとは考えていません。製品がその部品の仕様に適合している限り、マーキングはどのようなものであっても、その部品は仕様に適合しているとみなされます。