オートメーションがあらゆる商業および産業アプリケーションでますます普及するにつれ、オートメーション周辺で作業している人々の安全を確保することがとても重要になってきました。それを実現する方法の一つが、ライトカーテンです。
パナソニック のライトカーテン SF4B シリーズ は、カーテンの使い方がいく通りかあります。下図では、3枚のカーテンを直列に接続して、ロボットの周りにバリアを作っています。
お客様がご利用になるカーテンが、直列に接続できるか確認する必要はあります。この例で使用したSF4Bシリーズは、3台まで直列に接続することができます。
下図では誰かが機械に手を突っ込むのを防止するために、機械の前にカーテンがあります。
ライトカーテンを使用することができる例をいくつか紹介しました。では、仕様を見てみましょう。
保護
保護は一般的に指、手、腕 / 足の3つのカテゴリに分類されます。これらのカテゴリは、検出する対象物の大きさとビームピッチによって設定されています。パナソニックのシリーズの例を見てみると、以下のように分類されています。
- 指:直径14mmの物体と10mmのビームピッチ
- 手:直径25mmの物体と20mmのビームピッチ
- 腕/足:直径45mmの物体と40mmのビームピッチ
注:データシートに記載されているピッチで、必要なピッチを確認する必要があります。例えば、オムロンの F3SG-R シリーズ のデータシートを見ると、ハンドセンサのビームピッチは20mmとなっていますが、検出可能な物体の直径は30mmとなっています。
ビームピッチ
これがビーム間距離になります。
注:これはカーテンが検出する物体のサイズではありません。検出能力を参照してください。
検出能力
これは物体解像度(Object resolution)とも呼ばれます。これは、ライトカーテンが検出できる物体の最小サイズです。
動作範囲
これは、送信機と受信機が有効なカーテンを作成するための範囲または最大距離です。データシートを見れば最小有効範囲も含め、範囲の表示があります。
保護高さ
これは、保護領域の高さです。多くの場合、ビームギャップ × ビーム数です。これは多くの場合、送受信機のユニットよりもわずかに短くなり、調整できません。
ビーム数
これは簡単に言うと、ライトカーテンの中にあるビームの数です。保護高さとビームギャップが、カーテンのビーム数を決定します。