Xbee XBIB-U-DEV 開発ボードに接続し Otii Arc を使用する

QOITECH 社の Otii Arc は、IoT デバイスの消費電力を分析し、最適化するための優れた製品です。これは、コンパニオン解析ソフトウェアを備えたプログラマブルな電源および測定ユニットです。この電源は、最大出力電圧 5V、電流測定範囲 1μA~5Aを提供します。さらに、サブシステムの電流測定に使用できる ADC チャネルと、シリアル データを記録する UART を備えています。Otii Arc の使用方法とソフトウェアのダウンロードについては、Qoitech 社 のウェブサイトをご参照ください:
https://www.qoitech.com/

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この投稿では、改造されたDigi International 社の XBIB-U-DEV 開発ボードに OtiiArc を接続して、ボードに接続された Xbee 無線の供給電流を測定しシリアルデータを記録する方法について説明します。Otii Arc の サブシステム ADC とUART は、XBIB-U-DEV の電流センス抵抗と UART に接続されています。XBIB-U-DEV の改造は、シャント抵抗を電流センス抵抗に置き換え、オスヘッダピンを追加して Otii Arc への配線を簡素化しました。改造後は、互換性のあるXbee無線機を開発ボードに接続してテストすることができます。
注:XBIB-U-DEVを改造すると、保証が無効になります

ボードの改造点は、以下の XBIB-U-DEV リファレンス・ガイドの赤丸で囲った部分です。

  1. R31(0Ωジャンパ)を外し、0.075Ωの電流センス抵抗と交換してください。
  2. P1、P6、J5にオスヘッダピンを追加してください。
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Otii Arc と XBIB-U-DEV 間の配線接続は以下の通りです:

  • Otii - RX は、P1 の端子2(Dout)に接続
  • Otii - AGND は、P1の端子10(GND) に接続
  • Otii - ADC+は、P6の四角いパッド(R31)に接続
  • Otii - ADC-は、P6の丸いパッド(R31)に接続
  • Otii - DGNDは、J5の四角いパッド(GND)に接続

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以下のOtiiソフトウェアツールのスクリーンショットは、XBC-V1-UT-001 セルラモデムからの電流、電圧、UARTデータの例を示しています。グレーで示されているように、ユーザーはグラフ化されたデータの時間範囲を選択することができ、ハイライトされた領域の電流、電圧の最小値、最大値、平均値および消費電力を表示します。

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オリジナル・ソース(英語)