この短い記事では、プログラマブルロジックコントローラやその他の産業用制御およびオートメーション開発に使用できる簡単なトレーナ(学習機)を紹介します。1つの15インチDINレールを備えた19 x 14インチのプレートは、さまざまなアセンブリに対応するのに十分な大きさです。これにより、産業用制御盤で一般的に見られるリレーやその他のアセンブリの動作を調べることができます。小型のPLCにも対応できる大きさです。フロントパネルは、22mmのスイッチを5個まで取り付けできるように設計されています。
ネットで検索すると、PLCトレーナを提供しているサプライヤがいくつか見つかります。これらのデバイスの多くは、この記事で紹介したアセンブリと比較すると、コスト面でも機能面でも大幅に改善されています。しかし、もしあなたが自分でテストベッドを作るというチャレンジを望むのであれば、この記事から情報を得ることができます。また、すでに持っている部品を使って装置を作れば、費用を節約できるかも知れません。
これを改善の出発点として考えてください。 この記事には、作業を開始するための写真と部品リストの一部が含まれています。
図1: EAOの照光式押しボタンを示すトレーナの側面図
部品リスト
このアセンブリは、一般に入手可能な以下の部品を使用して作られました。
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ベースプレート:Hammond Manufacturingの19 x 14 x 0.13タイプPBPA19014UNFラックプレート
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フロントパネル:現場で調達した厚さ1/16インチ、幅2インチのアルミ製アングル
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ワイヤダクト:Phoenix Contactの3240309
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ネジ、ワッシャ、ナットなどの金具。このプロジェクトでは、長さ1/2インチの#8-32機械ネジを使用しました。電子部品とパーツ
上記部品に加え、ドリル、のこぎり、測定器具、scratch awl(千枚通し、マークするための鋭くとがった突錐)、バリ取り工具、センターポンチなど、さまざまな工具が必要です。また、22mmの穴を開けるには、ノックアウトパンチ工具(スラッグバスター)を使うと便利です。このような工具は、1/16インチ厚のアルミニウムをナイフでバターを切るように切断します。コストが安いので、ステップドリルビットやホールソーを好む人もいます。
金属加工と組み立て
板金加工の方法については、多くのオンラインのチュートリアルがあるので、ここでは説明しません。この分野の情熱的な専門家によって作られた多くの優れた資料が利用できます。それらの資料は他に類をみず、この記事の著者には到底できないようないい仕事をしています。
特に役立つYouTubeのビデオは、Mark Preslingが「How to Safely Drill Holes in Sheet Metal Using a Twist Drill(ツイストドリルを使って板金に安全に穴を開ける方法)」として投稿したものです。
技術的なヒント: コンポーネントのコストは、多くの場合、80:20ルールとも呼ばれるパレート分布に従います。この原則は、そのコンポーネントのごく一部がプロジェクトのコストの大半を占めることを示唆しています。この例では、ほぼすべてのコストがフロントパネルに費やされています。ベースプレートの方が高価なので、これは直感に反するように思えるかもしれません。しかし、穴の多いフロントパネルの作製には、相当な手間がかかります。自分の時間は貴重だと考えるのであれば、人件費はすぐにかさむことを覚えておいてください。
図2: DINレールに取り付けられたさまざまな産業用制御装置を含むPLCトレーナの上面の写真
まとめ
最後に一言。この先もこの分野でやっていくつもりなら、DIYのテクニックと道具の使い方は非常に重要です。これには、コントロールパネル自体の組み立てや、センサや空気圧などのアクチュエータを保持する小さな治具の組み立ても同様に重要です。産業用制御とオートメーションは配線とプログラミングだけではないとおわかりいただけると思います。
以下にコメントや提案をお寄せください。リグ(装置)を強化するための提案をしてください。あなたの手仕事の写真は特に歓迎します。
ご健闘をお祈りします。
APDahlen