HoneywellのHPMシリーズPM2.5粒子・埃センサ

最近、HoneywellのHPMA115S0-XXX粒子・埃センサに関するトレーニングに参加しました。Digi-Keyの品番は480-7035-NDです。

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そのトレーニングで、Honeywellは、よくある質問に対する回答もしてくれました。

Q.嵌合コネクタの品番を教えてください。

Q.HPMシリーズはどのような粒径のものを検出するのですか?

  • A.HPMシリーズは0.3µmから5µmの微粒子を検出することができます。このセンサは、粒子数データを使用して、PM2.5の読み取り値とPM10の計算値を提供します。

Q.HPMシリーズはどのような粒子分布に対して校正されているのですか?

  • A.HPMシリーズは、燃焼した化石燃料やスモッグに最も近い相関があるタバコの煙に校正されています。ご要望に応じて、他の粒子分布に校正することも可能です。

センサを比較する場合、どの校正が使用されているかを理解することが重要です。タバコの煙に校正されたセンサと、埃や花粉に校正されたセンサを並べると、それぞれ異なる測定値になります。

Q.HPMシリーズはどの程度の精度がありますか?

  • HPMシリーズは、優れた精度で粒子密度を検出できるように設計されており、精度は±15%以内です。

この精度は低いように思えますが、競合他社では±30%あるいはそれ以下の精度のものもあるとのことでした。

Q.HPMシリーズでは、媒質の解析にレーザーとLEDのどちらを使用しているのですか?

  • A.HPMシリーズは、精度を最大限に高めるためにレーザーベースの検出設計を使用しています。

Q.HPMシリーズの期待寿命はどれくらいですか?

  • A.HPMの期待寿命は20,000時間で、1日8時間使用した場合、7年間動作します。

ランニングクロックなので、動作時だけ寿命に関係します。

Q.HPMシリーズでは、媒質を解析して応答するスピードはどの程度ですか?

  • A.超高速で、HPMシリーズは6秒以内に媒質を解析します。このスピードにより、HPMシリーズは素早く解析し、データを支援機器に提供することで、状況の変化にリアルタイムに対応することができます。

トレーニング中に、正規化された結果を確認するために、ユニットを15秒間動作させるように提案されました。センサの出力は、10秒間の平均値です。

Q.設置の向きは重要ですか?

  • A.はい、データシートに設置方向が記載されています。これは、ハウジングの内部に粒子状物質が蓄積しないようにするためです。以下は、データシートの抜粋です。



jemerlia

私は、このセンサを2ヶ月ほど使ってみました。動作が不安定で、ハングアップしやすいため、有用性が大幅に制限されます。確かにBBCのMicro:bit(ARM/CORTEX)という斬新なホストを持っていますが、このホストは同じシリアルインターフェースを持つ他のデバイスと正しくインターフェースしています。

問題点の一部を以下に示します。

  1. ホストCPUの後に電源投入を要求します。
  2. 電源投入後、ゴミの転送が行われます。
  3. 自動送信を停止し、粒子計測を再開することで初めて有効なデータが得られます。
  4. このセンサは、いくつかのデータ読み取り操作を実行し、適切な結果を返しますが、その後、予期せずハングアップし、電源の再投入を要求します。ほとんどの場合、ハングアップする前に1つのデータセットだけを返します。ごくまれに50以上のデータセットを返すことがあります。
  5. Honeywellのエンジニアは電源の不良を示唆しましたが、チェックの結果、それは問題ではありませんでした。クリーンで安定した5.12Vを、動作中(負荷に電位がかかっている状態)にセンサに印加すると、約67mAを消費します。

センサの故障が疑われます...コメント、アドバイスをお願いします。



Robert_Fay TechForum Lead

コメントを拝見していると、電源投入時のサイクルに問題があるようです。本機の初期設定は、電源を入れたら情報を送信するようになっているはずです。自動送信機能をオフにする必要はないはずです。

2.電源投入後、ゴミの転送が行われます。

私はこのユニットを自分でセットアップしたことはありませんが、この動作が標準から外れているとは思えません。センサから正規化されたデータを取得するのに最大6秒かかります。実際、トレーニングでは、10秒間の平均値を見ているため、数値が正規化したことを確認するために、読み取り前に最大15秒待つことを推奨しています。

もうすでにHoneywellのエンジニアに相談して、電源をチェックするよう提案されたのであれば、私も同じように確認したと思います。電源が問題でないことが分ったら次は、別のユニットを試して、ユニットに不具合があるのか、コーディングの問題かを確認する段階です。50セットのデータが戻ってくることもあれば、1セットの場合もあるので、センサに問題があるのではと思います。

-Robert



Nca78

こんにちは、返信が遅くなりましたが、私もセンサの不具合に一票です。 私の場合は、電源を何時間入れていても、問題なく結果を出力することができます。電源を入れるとすぐにシリアルポートに結果を書き込み始め、ハングアップすることはありません。

センサをFTDIアダプタで直接コンピュータに接続し、ボード/プログラミングの問題を除外して、ターミナルアプリケーション(例:WindowsのRealTerm)を使用する必要があります。
もちろんFTDIアダプタは3.3Vに設定し、センサの主電源リード線のみ5Vに接続する必要があります。




オリジナル・ソース(English)