フェライトシートでNFCと無線の電力結合を改善

NFC(近距離無線通信)、RFID(無線周波数識別)、またはワイヤレス電力伝送を組み込んだデバイスは、すべてワイヤコイルを利用しており、互いに近接して配置すると、磁気的に結合して、データや電力を2つのコイル間で受け渡すことができます。

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図はTDK提供

一般に、これらのコイルは、回路基板、金属材料、およびバッテリーをすべて近接して組み込んだ小型のポータブルデバイスに取り付ける必要があります。 コイルがこれらの環境に配置されると、発生した磁場がコイル間だけでなく周囲の材料にも結合し、磁気干渉、不要な渦電流、および到達距離の減少を引き起こします。

これに対する解決策は、コイルの裏側に透磁率の高い材料のシートを配置することです。 この材料をコイルと他のコンポーネントの間に配置することにより、生成される磁束場が変更され、前述の不要な影響が軽減され、実際に結合場の範囲が拡大されます。

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図は3M提供

Digi-Keyでは、このような製品を多数取り扱っており、こちらでご覧いただけます。

Digi-Key high-permeability ferrite sheets for NFC, RFID, and Wireless Power applications




オリジナル・ソース(英語)