APDahlen Applications Engineer
この記事は、Siemensの S7-1200 PLCに関する理解を深めるためのガイド付き学習シリーズの一部です。
参照記事:Navigating Siemens S7-1200 PLC model numbers
学習ガイド(Q&A):Learning Companion Navigating Siemens S7-1200 PLC model numbers
現在ご覧になっているのは、質問6です。
標準の S7-1200 と新しい S7-1200 第2世代(G2)PLCとの違いは何ですか?
仕様に基づく比較
S7-1200 G2 は、オリジナルの S7-1200 に段階的な改良を加えたモデルです。CPU 1212CとCPU 1212C G2の比較からもわかるように、仕様は類似しています。G2はメモリ容量が増加し、消費電力が低減されていることがわかります。これは、内部のマイクロコントローラと、それを支えるハードウェアがアップグレードされたことを示唆しています。CPU 1212CとCPU 1212C G2の仕様を比較してみましょう。
SIMATIC S7-1200 、CPU 1212C 6ES7212-1HE40-0XB0 の仕様
- コンパクトCPU、DC/DC/リレー
- オンボードI/O:8 x DI 24V DC、6 x DO リレー 2A、2 x AI 0~10V DC
- 消費電力:9 W
- メモリ:
- 内蔵ワークメモリ:100kB
- 内蔵ロードメモリ:2Mb
SIMATIC S7-1200 、CPU 1212C 6ES7212-1HG50-0XB0 の仕様
- コンパクトCPU、DC/DC/リレー
- 電源:20.4~28.8V DC
- オンボードI/O:8 x DI 24V DC、6 x DO リレー 2A
- 消費電力:3W
- メモリ:
- 内蔵ワークメモリ:650kB
- 内蔵ロードメモリ:8Mb
外形寸法に基づく比較
G2 CPUは、従来モデルよりもわずかに小型です。例えば、今回取り上げているCPU 1212Cは90 mmであるのに対し、CPU 1212C G2は70mmです。この小型化は、制御盤の設計・構築において重要な検討事項であり、より小型の(低コストの)制御盤への移行を決定づける要因となる可能性があります。
G2のモジュール性の向上に基づくサイズ面でのメリット
SiemensのG2 PLCは、さらなる小型化を可能にする高度な信号ボード(プラグインモジュール)を備えています。図1には、その一例として、タイプ SB 1223 のプラグインモジュールが示されています。この比較的低コストのモジュールは、デジタル入力4点と高速デジタル出力4点を追加できます。なお、この画像は Siemens TIA構成ツールから取得したものです。
S7-1200 G2 PLCのコスト面でのメリット
Siemensの信号ボードは、G2 PLCに直接取り付けられます。そのため、使用される材料が少なく、SM 1223拡張モジュールなどの同等のG2拡張モジュールよりも低コストです。
PLCに必要な機能をG2と信号ボードの組み合わせで満たせるのであれば、信号ボードと小型PLCの組み合わせによって二重のメリットが得られます。
図1: S7-1212C G2 に、4点の追加入力と4点の高速デジタル(トランジスタ)出力を提供するSB 1223モジュールが搭載された様子
DigiKeyアプリケーションエンジニアAaron Dahlen(退役米国沿岸警備隊少佐)による記事
