【R5F10PBEKNA#G5】CANコントローラのバスオフ状態への遷移について

質問
・CAN通信で信号線CAN_Hのみ断線させた場合はバスオフ状態になる?
・CAN通信で信号線CAN_Lのみ断線させた場合はバスオフ状態になる?
・CAN通信で信号線CAN_HとCAN_Lを逆接続させた場合はバスオフ状態になる?

経緯
1.「R5F10PBEKNA#G5」を搭載した基板にて、CAN通信(2線式差動電圧方式)を実装
→CTXD0とCRXD0はCANアイソレーション(ISO1042BQDWVRQ1)を通して変換している
2.実装内容に対して、テストを実施
3.異常系のテストの一部で想定とは異なる動作が発生

テスト内容(一部)
基板とアプリ「PCAN-View」を接続し、基板から1ms毎にデータを送信する。
この時に以下内容をそれぞれ実施して、基板のマイコン(CANコントローラ)状態がどうなるのか確認する。
・『CAN_Hのみ断線』
・『CAN_Lのみ断線』
・『CAN_HとCAN_Lを逆接続』

想定
それぞれ同じエラー(バス異常やACK異常)を検出して送信エラーカウントが増加していき、
バスオフ状態になる。

結果
それぞれ同じエラー(バス異常やACK異常)を検出して送信エラーカウントが増加したが、
バスオフ状態にはならなかった。

ただし、『CAN_Lのみ断線』を実施した後、断線箇所を再接続するとバスオフ状態になった。
→すぐにバスオフ状態から復帰した。

備考
送信エラーカウントは「CANiステータス・レジスタH(CiSTSH)(i = 0)」のTEC[7:0]を確認しました。
バスオフ状態は「CANiステータス・レジスタL(CiSTSL)(i = 0)」のBOSTSを確認しました。

CAN_HとCAN_Lを短絡させた場合は、バスオフ状態になりました。

1 Like

@fatman
毎度お世話になっております。

ただいま調査中でございますので、
確認が取れ次第、改めてご回答させていただきます。

何卒よろしくお願い申し上げます。