RS-485バスの最大ノード数

RS-485 は、マルチポイント差動バスを介したデータ交換のための一般的な電気規格で、バス上のすべてのノードが 1 つの伝送媒体を共有しています。 RS-485 では、バス接続の最大数は規定されていません。実際、ノードの総数が増加すると、各ドライバの負荷も増加します。

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アメリカ電気通信工業会(TIA)/ EIA-485 規格では、RS-485 バス上の最大ノード数の計算に役立つ仮想単位負荷(UL)を考案しました。この規格では、ドライバは、バスの両端をそれぞれ120Ωの抵抗で終端し、最大32個の単位負荷を並列に接続して、少なくとも1.5Vの差動信号を駆動することができなければならないとしています。

RS-485 バスの最大ノード数を計算するには、以下の 2 つの式を使用します。まず、式 1 で入力電圧をリーク電流で割ったワーストケース比で、入力抵抗を算出します。ノードの入力抵抗が決まれば、式 2 で RS-485 バスの最大ノード数を計算します。

  • 入力抵抗=最大値(VIN / 漏れ電流) (1)
  • ノード数 = 32 / 入力抵抗   (2)

つぎのTI 社の「よくある質問」をご参考にしてください。 https://e2e.ti.com/blogs_/japan/b/analog/archive/2019/01/15/rs-485




オリジナル・ソース(英語)