フックアップワイヤには、お客様がよく質問されるいくつかの共通属性があります。
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ワイヤゲージ は、AWG( American Wire Gauge)で表されます。これは導体の直径のみを示しているもので、絶縁体の直径は含まれていません。ここにいろいろなゲージを表にしたものがあります。コンタクトは特定のゲージやゲージの範囲に合わせてサイズが調整されているので、ワイヤが適切なコンタクトに正しく圧着されているか確認する必要があります。注意点の1つは、ゲージが大きいほどワイヤの直径が小さくなるということです。
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導体撚り線について、20AWGの撚り線フックアップワイヤである部品 422010 RD005-ND を例として見てみましょう。製品属性の「導体ストランド」に10/30と記載されているのが分かりますが、これは20 AWGの撚り線を構成する10本の30 AWG 撚り線があることを意味します。これはまた、30 AWGワイヤの断面積=0.0509mm²として計算することもできるので、ワイヤの総断面積は10 x 0.0509mm²=0.509mm²となります。AWG規格では、20AWGワイヤの断面積は0.5mm²となります。
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絶縁体の厚さは、導体から絶縁体の外側まで測定した絶縁体の厚さです。
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絶縁径は、絶縁されたワイヤの全体の直径です。これは、ワイヤをグロメットに通す必要がある場合や、バックシェルに収まるワイヤの本数を計算する必要がある場合などに使用する測定値です。