丸型コネクタというと、その可能性は無限大のように思えます。今回の投稿では、業界標準で作られているため、メーカー間で嵌合可能な代表的なものを4つご紹介します。
M12
M12シリーズは、1985年にRK30センサコネクタに代わる小型の耐水性コネクタとして登場しました。その後、IEC「61076-2-101」で規格化されました。この規格の最新の改訂版は2012年にリリースされています。M12という名称は、相手側の固定ネジを意味しており、その直径は12mm、ネジピッチは1.0mmとなっています。以下の図は、3、4、5、6、8、10、12極のM12コネクタのコンタクト構成を、オスピン側から見て番号をつけて示したものです。
当社が在庫しているM12コネクタは以下のリンクから入手いただけます:
https://www.digikey.jp/short/th5hjf0fp
M8
M8シリーズのコネクタは、M12の小型版として1980年代に登場し、その後IECによって「61076-2-104」として規格化され、最新の改訂版が2014年にリリースされたという点でM12と似ています。また、M12と同様に、M8という名称は相手側の固定ネジの直径を意味しており、その直径は8mm、ネジピッチは1.0mmとなっています。以下の図は、3、4、5、6、8極のM8コネクタのコンタクト構成をオスピン側から見たものです。
当社が在庫しているM8コネクタは以下のリンクから入手いただけます:
https://www.digikey.jp/short/rfwhzrjj
DIN
DINコネクタは、1970年代にオーディオ機器を中心に登場したコネクタです。DIN(ドイツ規格協会)によって規格番号41524で規格化されていましたが、2011年に60130-9規格に置き換えられました。フルサイズのDINコネクタは、外径13.1mmの金属製シュラウドを備えています。元々はストレートのプッシュプル嵌合でしたが、現在はM16ネジを使用したネジ固定に進化しています。以下の図は、3極(180°)、4極(210°)、5極(180°)、5極(240°)、6極(240°)、7極(270°)、8極(270°)のレイアウトを示しています。
当社が在庫しているDINコネクタは以下のリンクから入手いただけます:
https://www.digikey.jp/short/b03nv0m4
ミニDIN
ミニDINコネクタは、DINコネクタと同じ規格ですが、シェルの外径が9mmと小さく、一般的な使用方法も異なります。ミニDINコネクタの代表的なものとしては、ペリフェラル用にUSBが普及する前にキーボードやマウスに使われていたPS/2コネクタと呼ばれる6ピンと、S-Videoコネクタとして一般的な4ピンがあります。
当社が在庫しているミニDINコネクタは以下のリンクから入手いただけます:
https://www.digikey.jp/short/h2n4pmq0