ウェビナー:卒業後のエンジニアのキャリアパス

教育

ウェビナー:2023年2月9日

卒業後のエンジニアのキャリアパス

この投稿では、卒業後のキャリアパスに関するウェビナー「The Engineering Career Paths After Graduation」の主な要点とよくある質問を取り上げます。あなたが経験豊富な専門家であれ、好奇心旺盛な新人であれ、このウェビナーには、貴重な情報が満載です。ウェビナー、リソース、関連コンテンツへのリンクは、投稿内に記載されています。録画されたウェビナーの視聴登録をされたお客様には、PowerPointのプレゼンテーションのコピーが提供されます。すべてのスニペットとコンテンツはEngineering Career Paths After Graduationのウェビナーから抜粋したものです。

よくある質問

大学で受けた授業は、キャリアを探すのに役立ちましたか? また、そのキャリアで働いている時に役立ちましたか?

  • 私の今の分野で間接的に役立っています。また、この分野内の違う分野を学ぶ基礎にもなっています。

教授として積極的に学生を指導されていますが、工学の道に進もうと思ったきっかけ、および学生が卒業まで、そして卒業した後もレベルアップするための素晴らしいリソースや方法は何だと思いますか?

  • 私はプロジェクトを始めると最後までやり遂げたいので、最後までやり遂げられそうもないプロジェクトは着手しないようにしています。やり遂げなかったら死ぬほどイライラするからです。私は子供の頃から好奇心旺盛で、何かを修理するのが好きでした。進路のための準備としては、インターンシップや教授のプロジェクトなど、実践的なことに参加し体験することです。学びながら知識を実践することができれば、それが自信にもつながります。

学生たちに、学内のリソースを見つけるためのアドバイスをいただけますか?

  • SparkfunやDigiKeyにアクセスして、チュートリアルやリソースを活用することができます。また、大学システム内の学生ポータルサイトにも目を通し、そこで人々と知り合ったり、社交の場にして、他の人と一緒に何かを学んだり、一緒にプロジェクトを作ったりすることもできます。ほとんどの大学にはFirst Roboticsに相当するものや、その他のプロジェクトもあります。学生団体や他のグループを探して、何か始めてみましょう。

ソフトスキルの重要性について教えていただけますか?

  • 問題を解決するにはチーム環境の中で協力し、他の人とコミュニケーションを取る必要があるため、コミュニケーションスキルを学ぶことは重要です。グループで作業に取り組むことは、チームワークのスキルを形成するのに最適な方法です。

大きすぎるプロジェクトに着手して精魂尽きてしまう危険性がある場合、そうした燃え尽き症候群や、プロジェクトが未完にならないためのアドバイスをいただけますか?

  • 私は反復設計、最小限で実行可能な製品、というアイデアをお勧めします。基本的な構成部品のみで、最も基本的な設計で動作するようにします。小さくシンプルに始めて、1つひとつステップを積み重ねていくうちにそれぞれのステップで学びがあり、上達していきます。時間管理はそれ自体がスキルであり、これもまた、小さく始めて各ステップを経ることで上達する可能性が高いです。

とても手先が器用で物を作るのが大好きな人に、どのようなキャリアアドバイスがありますか?

  • 自分のキャリアがどの方向に行くか分からないので柔軟な思考を持つことです。そして自分の仕事に情熱を持ってください。興味のないことには取り組みたくないと思うので、実践的なプロジェクトや興味のあることを提供してくれる会社を選ぶことです。自分の役割を学び、その任務がこなせるように成長し、そして生涯学び続けることです。今の時代、新しいことを学ばなければ時代遅れな人になる可能性があります。常に新しいキャリアの道は開かれているので、自身の知識をアップデートし続けてください。将来的には無くなるキャリアパスもあるでしょうし、今はまだ聞いたこともないような新しいキャリアパスも生まれるでしょう。

エンジニアのキャリアパスにはどのようなものがありますか?

  • 教師としての教育や、はんだ付け、組み立て、設計などの実験室での仕事があります。また、販売やサポートに携わる非常に高収入なキャリアパスもあります。フィールドアプリケーションエンジニアは基本的にお客様のところへ出向き、販売する製品について説明します。マーケティングエンジニアは自社製品の魅力、あるいはそれらがなぜお客様にとって関心を引く製品なのかを議論します。サポートエンジニアはお客様からの質問に対応し、また、プログラミングにコンピューターソフトウェアを駆使するエンジニア職もあります。ファシリティエンジニアやプロセスエンジニアは、施設や生産のさまざまな側面のエンジニアリングを担当します。進路はたくさんあります。

履歴書で、最も印象に残るのはどんなプロジェクトだと思いますか?

  • テスラコイルの製作であれ、その他の設計であれ、様々な材料を使ってプロジェクトを行い、自身のポートフォリオを用意することは良いことです。基礎以上のプロジェクトは良いですね。より深く「仕組み(how)」を認識していることを示し、理論的な知識だけではないことをアピールできます。やり遂げたプロジェクトにより、「仕事」を得るために必要最低限以上のことをする意志があることを示し、真に関心があることも示します。

あなたから見て、生徒が最も重視すべきコンセプトは何ですか?

  • マルチモダリティ、つまり、ハードウェア、ソフトウェア、その他の物理的な部分、それぞれの技術を少し知っていることです。1つのことだけに集中するのではなく、あらゆる次元のものを組み合わせる。ワイヤレス、マイクロコントローラ、コーディングから機械学習まで、あらゆる分野のスキルを持つことが役立ちます。

ソフトウェアのスキルはどのくらい重要ですか?

  • ソフトウェアのスキルは重要です。アーキテクトである必要はありませんが、すべてがどのように繋がっているのか知っていることは望ましいです。多くのことがソフトウェアで動いているので、それを理解することは重要です。機械学習はハードウェア駆動ですが、すべてソフトウェアで動いているので、今後もなくなることはありません。

知識の深さと知識の幅ではどちらが魅力的ですか?

  • あらゆることを少しずつ知っていると良い基礎になりますが、より専門的なキャリアパスもあるので、選ぶキャリアパスによって異なってきます。応募する職務や選択するキャリアパスにもよります。一般的には、幅広いベースとなる知識を持ちつつ、1つまたは複数の分野でより深い専門性を持つことが良いとされています。

ウェビナーのリンクとリソース

ウェビナー登録リンク: ピーピーと音がすることをお詫びします。プレゼンのときに火災報知器のバッテリ残量が少なくなっていたんです。ウェビナー生配信中に時々このようなことが起こります。

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リソース:

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