質問:
リレーにフラックスが侵入した場合、接触不良になりますか?
回答:
フラックス塗布工程で、フラックスがリレー内部に侵入し接点に付着した場合、接触不良が発生します。
また、リレーの駆動部、電磁石部に付着すると動作不良に至ります。
解説:
原因
- 耐フラックス形リレーのフラックス塗布において、リレーのベースとケースの勘合部よりフラックス液面が上がるとリレー内部にフラックスが侵入します。 侵入したフラックスははんだの熱でリレー内部を移動し接点部に付着して接触不良に至ります。
- プラスチックシール形を基板実装する場合、実装時に誤って落下させたリレーを使用すると、ベースとケース及び端子を密封接着しているエポキシ樹脂(ボンド)にクラックが発生し、密封が破壊された箇所からフラックスが侵入して接触不良・動作不良に至る可能性があります。
対策
- フラックス塗布工程で、液面高さの確認・管理の徹底をお願いします。
- 誤って落下したリレーは使用しないでください。
詳しくは、The 解決[一般リレー編]:CASE07 フラックス侵入による接触不良をご参照ください。
ワンポイントアドバイス
プリント基板の実装において基板洗浄される場合は、プラスチックシール形リレーの使用を検討ください。
DigiKeyのウェブサイトでこの製品ラインをご覧になるには、以下のリンクをクリックしてください。
リレー | DigiKey Electronics
この「よくある質問」はOmronから提供されています。
オリジナルのFAQをご覧になるには、以下のリンクをクリックしてください。
https://components.omron.com/jp-ja/faq/relays/FAQE10084