センサーは、物理的な状態の変化を検出し、特定のスケール又は範囲で測定結果を定量化するために使用される一般的なデバイスです。一般に、センサーは2種類-アナログセンサーとデジタルセンサーに分類できます。
それでは、どちらがあなたのアプリケーションに適しているでしょうか。簡単な例として温度センサーをとりあげてみましょう。
アナログセンサーとデジタルセンサーの違い
TMP235 のようなアナログ出力の温度センサーは、伝達関数を使用して温度を決定します。
TMP112 のようにデジタル出力のセンサーは、システムとして、温度を決定する内部のアナログ伝達関数を認識したりプログラムしたりする必要がありません。
センサーのアプリケーション
実際、アナログセンサーを備えたシステムでは、ADコンバータで出力をデジタル化し、ルックアップテーブルを使用して温度を決定する必要があります。デジタルセンサーは、測定された温度をデジタル化した出力をすでに生成しており、デジタルインターフェース(例えばI2C)を介して読み取ることができます。
校正要件
アナログセンサーでは、 要求されるシステム精度を実現するためにADコンバータのゲインとオフセットを校正する必要があります。システムの温度精度はADコンバータのリファレンス誤差に大きく依存するため、データシートでは保証されていません。デジタルセンサーでは、データシートで保証されている精度を得るための校正の必要はありません。
一般的な手引き
経験則では、システム設計が複雑でなく、すぐに使えてパフォーマンスが高いため、ほとんどすべての場合にデジタル温度センサーが好まれます。デジタルセンサーを使うことができず、アナログセンサーが必要な場合の例として、利用可能で適切なデジタルインターフェースバスがない場合や、コストに制約がある場合があります。