5Gの基本

5Gは4つのウェーブを順番にリリースしています。Wave 1は2018年に始まり、固定ワイヤレスアクセスがリリースされています。2019年から徐々にWave 2が始まり、民生用のスマートホンが5Gに接続できるようになります。Wave 3は2020年に開始される予定で、IoT製品が5Gに接続できるようになります。Wave 4は2021年以降で、超高信頼性・低遅延のアプリケーション向けです。

5Gの規格が策定されたとき、考慮されたのはスマートフォンだけではありませんでした。IoT製品の見直しが行われ、5Gの規格が設定されたので、4GのときよりもIoTプロジェクトではるかにうまく機能できるはずです。5Gは、未来を想定して設定されました。現在のユースケースだけでなく、スマートエネルギーや自動運転車(ドライバーレスカー)など、将来のユースケースの要件も想定して設定されたのです。

5Gが対象とする通信には3つのカテゴリがあります。それらは、大規模マシンタイプコミュニケーション(mMTC)、超高信頼・低遅延通信(URLLC)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)と呼ばれるものです。

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5Gの大きな変化の1つがNR(New Radio)です。20~300GHzで動作するミリ波に対応しています。この帯域はあまり使われていないため、データ伝送速度が非常に速いのが特徴です。理論的には、5G NRは6GHz以下の周波数範囲1(FR1)で最大77Gbpsの伝送ピークレートを達成することができます。
また、24.25~52.6GHzの周波数範囲2(FR2)では、最大216Gbpsの伝送ピークレートを実現できます。また、ネットワーク消費電力の大幅な削減も可能です。

このトピックの詳細については、Sierra Wirelessのホワイトペーパーをご覧ください。
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