部品の不具合検証:A-B-Aスワップ方式

時々、ボードは、出力が出なかったりモーターが回転しない等、突然に動作不具合になることがあります。ランダムにテストを開始すると、どのコンポーネントがこの不具合を引き起こしているかを確認するのにかなり時間がかかります。

システムのどこで不具合が発生しているかを確認するのに役立つ簡単な方法、A-B-Aスワップ方法を次に示します。

A-B-Aスワップ方式は、単純なクロスチェックテストであり、観察された問題が全体的ではないことを確認できます。

  • A-B-A スワップ方法
    (1)元の不具合のあるボードから疑わしいコンポーネント(A)を取り外します。
    (2)疑わしいコンポーネント(A)を既知の正常なコンポーネント(B)と交換し、元のボードが正常に機能するかどうかを確認します。
    (3)疑わしいコンポーネント(A)を既知の正常なボードに取り付け、正常なボードで同じ障害が発生するかどうかを確認します。

手順3は重要です。問題が、ボード全体の問題であったり、正常なボード上の複数のわずかに異常なコンポーネントの相互作用が原因である可能性を排除するのに役立つためです。







オリジナル・ソース(英語)