リレーの危険側故障に至るまでに要した操作回数 (B10D) と、 安全制御システムが危険側故障を起こすまでにかかる平均的な時間 (MTTFD) を教えてください

質問:

リレーの危険側故障に至るまでに要した操作回数(B10D)と、安全制御システムが危険側故障を起こすまでにかかる平均的な時間(MTTFD)を教えてください。

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回答:

リレーでは、B10D、MTTFDの規定値はありません。
詳しくは解説をご参照ください。

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解説:

  • B10D
    国際規格ISO 13849-1で規定された危険側故障に至るまでに要した操作回数(B10D)は、セーフティーコンポが対象です。
    メカリレーでは、様々な用途で使用される為、特定用途での使用を想定したB10Dの評価は実施していません。
    危険側故障に至るまでに要した操作回数(B10D)は基本的にもっていませんが、B10Dについては、電気的耐久性を参考にしてください。

         B10D = 電気的耐久性となり、B10D = 10万回(リレーの定格負荷)
         電気的耐久性は、リレーの機種、定格負荷条件により異なります。
         詳細は、商品カタログをご参照ください。

  • MTTF
    MTTF(平均故障時間)については、メカリレーでは使用される負荷・開閉頻度・使用環境により故障や寿命となる時期は異なるため設定できません。

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ワンポイントアドバイス

ISO 13849-1で規定された危険側故障においては、セーフティーコンポが対象です。リレーでは「信頼性 P水準(参考値)」と「電気的耐久性」を参考にしてください。また、MTBF、FITにおいても同様です。

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リレー | DigiKey Electronics


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