Lulzbot SK175のホットエンドの交換

このガイドでは、SK175のホットエンドとヒートシンクを交換する方法を説明します。

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3Dプリンタを使用していると、間違いなく様々な部品が摩耗し、予期せぬ破損をすることがあります。このガイドでは、LulzbotのSK175ツールヘッドのホットエンドとヒートシンクアセンブリを交換する方法を説明します。

今回の交換では、ホットエンドはLulzbotで入手しました。

本ガイドで使用する工具

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サイドカッタ - 1691-1037-ND iFixitドライバセット - 2434-145392-1-ND
ピン引き抜き工具 - WM9937-ND ケーブルタイ - 1436-1591-ND
ビット - 2mm六角、2.5mm六角、2mm平型

分解

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ツールヘッドを分解する前に、キャリッジからツールヘッドを取り外す必要があります。まず、電源が切れていることを確認します。次に、ツールヘッドアセンブリの上部にあるコネクタアセンブリの接続を外してください。

ツールヘッドがベッドの上に置かれていない場合は、ネジを外す際にツールヘッドを保持する必要があります。キャリッジの上部に2本、後部に1本のネジがあります。これらを取り外すと、ツールヘッドが自由に取り出せるようになります。

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ツールヘッドをキャリッジから取り外したら、コネクタからピンを引き抜くことができるようになります。まず、スリーブとバックシェルに巻かれているケーブルタイを切断し、ヒーターエレメント用の2本のワイヤ(この場合、2本の黄色いワイヤ)の位置を確認してください。

引き抜き工具(WM9937-ND)を使用し、コネクタ前面のコンタクト側に四角いチップを挿入します。 工具を時計回り、および反時計回りに2、3回まわし、さらにコンタクトの反対側で同様に繰り返します。これで第1のコンタクトをハウジングから取り外すことができるようになります。この動作により、ロックタブがコンタクトに押し戻されます。第1のコンタクトを取り外したら、第2のヒーターエレメントのコンタクトに対してこのプロセスを繰り返します。両方のコンタクトがハウジングから取り出されたら、今度はワイヤを束から取り出してサーミスタのコネクタを外します。

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ホットエンド用のワイヤを取り外した状態で、ホットエンドを取り外すためのツールヘッドの分解を開始します。この次のステップでは、取り外す必要のあるネジが9本あります。まず、ブロワファンを固定しているネジを外します。ここでは、2mmの六角ビットが必要です。次に、2.5mmの六角ビットを使って、ファンをヒートシンクに固定している4つのネジを外します。ファンをヒートシンクアセンブリから取り外したら、ヒートシンクとツールヘッドを固定している残りのネジ4本を取り外します。

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ヒートシンクからネジを取り外すと、ブロワシュラウドとヒートシンクがツールヘッドから取り外せるようになります。ヒートシンクを取り外す際に、フィラメントガイドが落ちることがありますのでご注意ください。

部品交換

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古いヒートシンクのベアリングを取り外し、交換用ヒートシンクに入れ る必要があります。2mmの平型ヘッドビットを使い、ヒートシンクの外側からベアリングを押します。ベアリングが外れたら、交換部品の同じ場所に押し込んでください。フィラメントガイドを、PTFEチューブがホットエンド側になるように、交換部品にはめ込みます。これで、ツールヘッドの再組立てを開始する準備が整いました。

再組立て

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フィラメントガイドを交換用ヒートシンクにはめ込んで、それをフィードアセンブリの上に配置します。フィラメントガイドをホルダに入れるために、ヒートシンクを前後に調整する必要があるかもしれません。ヒートシンクを設置した状態で、2.5mmの六角ビットを使ってヒートシンクの上部を2本のネジで固定します。次に、2mmの六角ビットを使ってブロワファンをツールヘッドに固定します。ブロワシュラウドを取り付けるために多少の動きが必要になるため、完全に締め付けないでください。

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ブロワシュラウドをツールヘッドに再装着する際は、左の画像にあるケーブル束の位置に注目します。ブロワシュラウドは、上の3番目の画像に見られるように配置される必要があります。シュラウドをツールヘッドに固定するためのネジが2本あります。

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シュラウドを接続するためのネジの長さは2種類あります。左の短いネジは次の画像の左下の位置に対応し、長いネジは右下の位置に対応します。シュラウドを固定した後、ファンをヒートシンクに固定し、ブロワファンのネジを締めます。

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ホットエンドアセンブリがツールヘッドに固定された状態で、サーミスタコネクタを以前に取り外した相手に接続します。このコネクタにはキーが付いています。きれいなケーブル束を作成するには、前の状態のワイヤと同様に、ヒータエレメントワイヤを束に通します。バックシェルにワイヤを通したら、今度はコネクタハウジングに挿入する向きを決めます。コンタクトは、開いた面を上にしてハウジングに挿入する必要があります。上の3番目の画像では、コネクタのガイドが確認できます。黄色ワイヤのコンタクトは、先ほどコンタクトを抜き取ったときと同じ位置に挿入する必要があります。コンタクトを挿入する際、かすかなクリック音が聞こえ、コンタクトが完全に装着されたことがわかります。

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コンタクトが完全に固定されたので、バックシェルをコネクタハウジングの上に移動させます。2本のケーブルタイ(1436-1591-ND)を使用してスリーブを固定し、余分な長さを切り取ります。ツールヘッドが組み上がったので、Lulzbotのキャリッジに再装着して下さい。上部に2つ、背面に1つのネジがあります。コネクタを再接続すると、フィラメントを装填して印刷を開始する準備ができます!



オリジナル・ソース(English)