NKKのSシリーズには、様々なサフィックスが用意されており、多くの異なるカスタマイズが施されています。
しかし、Sシリーズは少し複雑です。
まず、このシリーズは、高容量、中容量、低容量の3つに分類されており、それぞれ異なるデータシートが用意されています。さらに、サフィックスやカスタムオプションの多くにも、異なるデータシートが用意されています。
では、それぞれのサフィックスの意味を知るにはどうすれば良いでしょうか?
サフィックスのバリエーションがいくつかある品番S28AWを例に挙げてみましょう。S28AWには4つのバリエーションがあります:30、45、B、F
一目でサフィックスを解読するには、Digi-Keyの比較ツールを使うのが一番早いでしょう。
- S28AWとS28AW45を比較すると、唯一の違いはアクチュエータの長さで、S28AWは17.5mmですが、S28AW45は45mmになっています。
- サフィックス30も同様に、アクチュエータの長さのみが異なり、30mmとなっています。
- サフィックスBは防水ブーツを含みます。
- サフィックスFは、標準のはんだ付けラグの代わりに、0.250インチのクイックコネクト端子を備えています。
また、1つのシリーズに数十枚のデータシートがあるというだけでも分かりづらい上に、ほとんどのサフィックスがデータシートのどこかに記載されているということでもあります。
ここで紹介した4つの例では、それぞれのデータシートをクリックすると、同じ情報を確認することができます。
- S28AW45では、「IP67 Rated Toggle with 45mm Lever(IP67適合、45mmレバー付き)」という太字見出しのデータシートが表示されます。
- S28AW30は、「IP67 Rated Toggle with 30mm Lever(IP67適合、30mmレバー付き)」という同様の見出しで表示されます。
- S28AWBは、1ページ目にIP68 Ratedと太字で記載されており、2ページ目にはより明確に記載されています。「Waterproofing, achieved with boot at base of lever…(防水性は、レバー根元の防水ゴムで達成され…)」
- S28AWFは、標準シリーズのデータシートが表示されるので、少し見つけにくいです。しかし、6ページ目の基本品番S28AWを含む表の注記に、「For .250” Quick Connect terminals, add “F” to end of part number(0.250インチのクイックコネクト端子の場合は品番に「F」を追加する)」とあります。