MCHP_MCU Verified Supplier Rep
現在AVR Dx/Exを使用していて、基板をリスピンせずに32ビットへ移行したいのであれば、PIC32CM PL10は非常に有力な選択肢となります。本デバイスはArm Cortex-M0+を搭載し、AVR Dx/Exとのピン互換性に加え、5V動作にも対応しています。さらに、MVIO、CCL、EVSYSといった周辺機能の構成もそのまま維持できるため、電源アーキテクチャの再設計や周辺機能の習熟に新たなコストをかけることなく、32bitのパフォーマンスへとアップグレードすることが可能です。
5V対応が重要である理由
5Vロジックは、3.3Vロジックよりもノイズマージンに優れています。モータやリレー、長距離ケーブル配線が存在する産業環境においては、この余裕があることで、予期せぬ誤動作を抑制し、より堅牢な信号品質を確保することができます。
また、既存の産業機器や家電設計の多くは、5Vのバス、センサ、アクチュエータが使用されています。MCUが3.3V専用である場合、あらゆる箇所でレベルシフタ(電圧変換IC)を追加しなければならず、結果としてBOMコスト(部品コスト)の増大、基板面積の拡大、さらには故障リスクの増加につながります。ほとんどの場合32bit MCUへの移行は、3.3V系への設計変更を伴いますが、PL10はその障壁を取り除きます。電源アーキテクチャを変更することなく、32bitのパフォーマンスを手に入れることができるのです。
オンチップ静電容量式タッチ(PTC)
統合されたPeripheral Touch Controllerは、外部のタッチICを使用せずに、最大29チャンネルのボタン、スライダ、ホイールなどの入力を制御できます。Driven Shield+ をサポートしているため、ノイズや湿気に対しても高い耐性を備えています。また、レジスタを直接操作して処理を行う必要はなく、Microchipのタッチライブラリを通じて容易に設定可能です。
電源アーキテクチャ:Event System + Sleepwalking
組み合わせて有効に機能する2つの機能をご紹介します。
- Event System - CPUを介さず周辺機能同士を直接連携させることが可能です。タイマからADCサンプリングを周期的に起動する際も、CPUによるソフトウェア処理を一切挟まずに、遅延の極めて少ない正確な制御が可能です。
- Sleepwalking - CPUがスタンバイ状態の間も、PTCやADCは動作し続けることができます。CPUは閾値を超えたイベントが発生したときのみ起動するため、定常的なセンシング処理においてプロセッサのリソースを一切消費しません。
高い応答性を維持しつつ、バッテリ駆動や平均的に低電流が求められるアプリケーションにおいて、この組み合わせは極めて有効です。
電圧範囲およびMVIO
PL10は1.8V~5.5Vの電圧範囲で動作し、Multi-Voltage I/O機能により、1つのI/Oバンクをコアとは異なる電圧で動作させることができます。そのため、外付けのレベルシフト回路を必要とせずに、同一デバイス上で5Vの従来型周辺機器と1.8Vのセンサの両方と通信することが可能です。12ビットADC(最大800ksps)には、より正確な測定値を得るためのローパスフィルタが内蔵されています。
開発環境
MPLAB X IDE、およびMPLAB extensionsを使用したVS Codeに対応しています。
MPLAB Discoverのコード例
Curiosity Nano評価ボード( EV10P22A )
PIC32CM PL10 Curiosity Nanoは、すぐに使い始められる手軽な評価ボードです 。
EV10P22A Microchip Technology | 開発ボード、キット、プログラマ | DigiKey
PIC32CM PL10の、最も魅力的な機能はどれだと思いますか?ぜひご意見をお聞かせください。
