Siemensの3SK1の入力拡張モジュールの電源接続と出力接続はどこにありますか?


APDahlen Applications Engineer

概要

Siemensの 3SK1220-1AB40(ネジ端子)および 3SK1220-2AB40( スプリング端子)モジュールは、安全リレーとして分類されることがよくあります。これらのモジュールは、中核となる3SK1安全リレーのアクセサリまたは拡張モジュールとして指定する方が適切です。

3SK1220 はスタンドアロンの安全リレーではありません。

安全リレーSiemensの3SK1の紹介

Siemensの SIRIUS 3SK1 は安全リレーのファミリです。このデバイスはモジュール式で、機械の複雑さに応じて拡張することができます。3SK1220 は必要に応じてモジュールを追加することができるため、このファミリの重要な部品です。例えば、ベースとなる3SK1がE-stopを監視し、1組の 3SK1220 モジュールがライトカーテンとドアインターロックを監視します。

3SK1220 はスタンドアロンのデバイスではありません

図1に示されている 3SK1220-1AB40 は、スタンドアロンのデバイスではありません。実際に、電源や出力信号用のネジ端子の接続はありません。これは、このユニットが単独で動作すると思っていたお客様にとっては不愉快な驚きです。

図1: 筆者の作業台に置かれたSiemensの 3SK1220-1AB40 の画像

技術的なヒント: PLCシステムとは異なり、安全拡張モジュールはプライマリ安全リレーの左側に取り付けられます。

3SK1220 の接続は、デバイスのコネクタを介して行われます

3SK1220 の電源と出力信号は、図2に示すように、ユニットのベースにあるカードコネクタを通して行われます。ユニットとのインターフェースには、適合する 3ZY12121BA00 デバイスコネクタが必要です。

技術的なヒント: すべてのモジュールが接続される一種のバックプレーンを形成するため、システム内のすべての3SKモジュール用に正しいデバイスコネクタを購入するようにしてください。

デバイスコネクタは必ずしも必要ではありません。例えば、3SK11211CB42 安全リレーは独立したユニットとして動作できます。高レベルの機能安全(SIL/P)のシステムでは1つのセンサを、低レベルの機能安全(SIL/P)のシステムでは1対のセンサを監視するという制約があります。

図2: ユニット底部にある 3SK1220 カードコネクタの画像

:writing_hand: DigiKeyアプリケーションエンジニア(退役米国沿岸警備隊少佐)、Aaron Dahlenによる記事




オリジナル・ソース(English)