ラッチングリレーを解除する

ラッチングリレーにはどのような種類があり、どのようにラッチを解除するのでしょうか?




Joey_Mulqueen DK Employee

ラッチングリレーには、大きく分けて1巻線と2巻線の2種類があります。

1巻線リレー
リレーに定格のコイル電圧を供給してラッチさせますが、これは定常でも1パルスでもかまいません。データシートには、リレーを作動させるために必要な電圧の最小時間(通常、ミリ秒単位)が記載されています。電圧が除去された後も、コイルはラッチされたままとなります。リレーのラッチを解除するには、コイルに別の定常電圧またはパルス電圧を逆方向つまり逆極性で供給する必要があります。

2巻線リレー
2巻線リレーは、2つのコイルを備えています。最初のリレーコイルに定格コイル電圧(これも定常または単一パルス)を供給すると、リレーがラッチされます。電圧がなくなった後も、コイルはラッチされたままです。同じコイルに再度電圧を供給しても、リレーには影響しません。リレーを解除するには、2つ目のコイルに電圧を供給する必要があります。




StillnessSpeaks

Joeyさん、ありがとうございます。

このソレノイドのアームを引っ張ったり押したりするのに使える、パルス式リレーみたいなものはないでしょうか?
https://www.digikey.jp/ja/products/detail/delta-electronics/DSML-1153-12P/6618793

使用しているコントローラは、適温になるとDC12VをONにし、適温でないとOFFにするものです。ソレノイドの制御には何を使ったらいいのでしょうか?

いつもありがとう…




Travis_Foss DigiKey Employee

StillnessSpeaksさん、こんにちは。

いろいろな選択肢が考えられますが、私なら、温度調節器を検討します。

熱電対などの温度センサで温度を監視し、リレーで出力を制御することができるものです。

少し絞り込んだリストがこちらです。 https://www.digikey.jp/short/wzq2pc3c

これらの機器について、ご不明な点がありましたら、ぜひお知らせください。




StillnessSpeaks

Travisさん、こんにちは。

ご教示いただきありがとうございます。実はすでに、温度と湿度の両方を計測しているコントローラを保有しています。この2つ(温度と湿度)が正しい場合、コントローラはDC12Vを出力します。これらが正しくない場合、コントローラはDC12Vの出力を停止します。選んだソレノイドは、パルスが必要です。コントローラの状態が変化するたびにパルスを生成するようなものを紹介していただけませんでしょうか。

Travisさん、いつもありがとう。本当にあなた方は素晴らしい…




rick_1976 Applications Engineer

注意すべき点がいくつかあります。まず、本件の今までの投稿を読んでいない人は、当該のプロジェクトに関する重要な前後関係のつながりを見逃してしまうことになります。関連する質問を1つのスレッドにまとめておくと、時間が経ってもそのつながりが失われないので有用です。

第二に、ここには「押し」動作がありません。前述のソレノイドは、電力が印加されると吸引力を提供し、電力が除去されると、バネ張力、重力、またはその他の同様の外力を使用してプランジャが押し出されます。

最後に、ここでデューティ サイクル仕様の誤解がある可能性があるようです。記載されている品番は、一度に 0.1 秒以下、最大で1秒に1回動作するように設計されています。ソレノイドの力は、電力が供給されている間だけ持続するので、何らかの外部機械的なラッチ機構がなければ、ルーバーやベントの制御アプリケーションには適さないと思われます。

当該の作業に対するよりシンプルな方法として、連続動作に適したソレノイド(Digi-Key品番1144-1410-ND)の-12Cタイプを使用し、ルーバーの開閉をスプリングや重力などで復帰させる方法があるようです。12Vの制御信号は、必要な電流を供給でき、十分に保護されていれば直接使用でき、そうでない場合は中継ぎの リレーを使用することもできます。




StillnessSpeaks

Rickさん、こんにちは。

アドバイスありがとうございます。また今回の私の質問に対してご協力してくださった皆さんに感謝します。

残念ながら、あといくつか質問があるのですが、ご容赦いただければと思います。

DSML-1153-12Cは、私の作業をはるかに楽にしてくれるでしょう。同時に7個のソレノイドの合計負荷がかかっている場合でも、コントローラはおそらく十分に負荷を処理できます。 コントローラのスペックを再確認しますが、10Wのマフィンファンを数台操作できる定格になっています。

7個のソレノイドを使用した場合の総負荷は49ワットで、1日12時間 × 月30日、1キロワット時あたり8セントで計算すると、1ヶ月あたり1.41ドルで運用できることになり、非常に優れています。

ソレノイドは、1日20回 × 365日で、1年あたり7,300回となり、サイクル数もクリアできます。

ソレノイドがオフの状態のとき、シャフトを押し下げるとしたら、どれくらいの物理的な圧力が必要なのでしょうか?
また、ソレノイドがONの状態で、シャフトを引っ張った場合、どれくらいの物理的な圧力で引き上げられるのでしょうか?

いつもありがとうございます。




rick_1976 Applications Engineer

データシートには、定格入力でソレノイドが加える力を、完全に引き込まれた状態からの移動距離の関数として記述したチャートがあります。プランジャが押し出されれば押し出されるほど、かけられる力は弱くなります。プランジャを伸ばすのに必要な外力は、プランジャ自体の重さ程度になると思います。




StillnessSpeaks

Rickさん、ありがとうございます。

それがどれくらいの力なのか、素人目にはわかりにくいのですが。
人が指でシャフトを押し下げることができると思いますか?その力の大きさを人が日常的に使う力と比較したらどの程度のものでしょうか?
同様に、人が手でシャフトを引っ張り上げることができると思いますか?その力の大きさも、日常的に使う力と比較したらどの程度のものでしょうか?

いつもありがとうございます。




オリジナル・ソース(English)