シングルダイオードの逆回復時間(trr)の選択肢に0(ゼロ)ns があるようです(図参照)
けれども,遅延時間ゼロを部品メーカが保証するとは考えにくいです。
これは,データシートに記入されていないパラメータをDigikeyのシステムがゼロと勘違いした結果だったりしないでしょうか?
一般にショットキーバリアダイオードは原理的に逆回復時間はありません。
ただし、寄生容量などによるわずかな逆回復時間があります。
「シングルダイオード」の欄で「trr = 0 ns」をフィルタリングすると、1,348個の部品が
ヒットしますが、このとき、同時に技術の項目が「SiC ショットキー」と表示されます。
従って、ほとんどの部品がSiCショットキーダイオードと考えられます。
普通のショットキーダイオードのデータシートには「trr」が書かれているようですが、
SiCショットキーダイオードのデータシートには「trr」は記載されていません。特長の欄に
「Zero Reverse Recovery Current」などと書かれており、この状況を反映したものと思います。
ダイオードの逆回復時間(trr)は、ダイオードが順方向の導通状態から逆方向の遮断状態へ
移行するのに必要な時間ですが、これはPN接合の少数キャリアによる現象であり、もともと
PN接合がないショットキーダイオードにはこの現象がありません。
よろしくお願いします。
回答ありがとうございます。
確かにショットキダイオードであれば trr は存在しないわけですね。