三相ソリッドステートリレーの特性とその応用

三相ソリッドステートリレー(SSR:Solid State Relay)は、基本的に3つの独立した単相ソリッドステートリレーが1つの筐体に収められ、各ソリッドステートリレーが同時に動作するように共通の入力を持っています。実際、1つの三相ソリッドステートリレーが何らかの理由で適さない場合、3つの単相ソリッドステートリレーを使って三相負荷に電力を切り替えることは珍しくありません。

三相の抵抗性ヒータアプリケーションでは、ゼロクロスの三相ソリッドステートリレーが一般的に使用されます。これらのバージョンは、突入電流を最小限に抑えるため、それぞれの相の電圧のゼロクロス点で負荷への電力を切り替えます。ランダムターンオンのソリッドステートリレーは、モータ、コンプレッサ、変圧器など、三相を同時にオンすることが望ましい誘導性負荷のスイッチングに推奨されます。すべてのAC出力ソリッドステートリレー(FETまたはIGBTを使用した特殊バージョンを除く)は、ゼロ電圧ソリッドステートリレーであるかランダムターンオンソリッドステートリレーであるかにかかわらず、ゼロ電流でターンオフするため、電磁リレーに見られるコイル磁界の崩壊によって発生する過渡電圧を低減することができます。

ソリッドステートリレーの主な特性

  • 無接点によるターンオン/ターンオフ(アーク放電、コンタクトバウンス、音響的騒音なし)
  • 高速スイッチング
  • 長寿命
  • 入力制御信号の電力要件が低い
  • メカニカルなリレーコイルからの誘導性フィードバックがない(制御回路に逆電圧が逆流し、損傷を引き起こすことがない)

こちらもご覧ください。
出典 - https://www.sensata.com/sites/default/files/a/sensata-ssr-3-phase-motor-control-whitepaper.pdf
DigiKey ソリッドステートリレー(SSR)
DigiKey 拡張ボード、ドーターカード
DigiKey コンタクタ(ソリッドステート)
DigiKey I/Oリレーモジュール




オリジナル・ソース(English)