スレッドサイズには2つのパラメータ:外径とピッチがあります。外径はスレッドの最大直径です。ピッチはスレッド間の距離です。
一般に、業界のスレッドサイズに使われる2つの国際規格があります。すなわち、UTS(ユニファイねじ規格)とISOメートル規格(国際標準化機構メートルねじ)です。
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- UTS: 外径とピッチが1組のコードで表されます。
例えば、# 4-40, あるいは ¼ "-20; この2つの主パラメータはインチで測定されます。
- UTS: 外径とピッチが1組のコードで表されます。
コードの最初の部分は外径を表します。
外径が0.25インチ以上の場合、分数で表記されます。
0.25インチ未満の場合は別の方法で、記号「#」と1桁の数字で表記されます。
コードの2番目の部分はピッチを表し、コードとしてTPI (Threads Per Inch :1インチあたりのねじ山の数)値を使用します。
例えば、Keystone Electronics の9906モデルでは、スレッドサイズが#8-32で表記され、8は外径が0.1640インチ、32はピッチが0.03125インチを意味します。
- ISOメートル規格
ISOメートル規格もまた1組のコードを使って外径とピッチを表しています。UTSとの主な違いは、
ISOメートル規格はミリメートル(mm)で測定されるということです。
コードはMaa X bbの形式で表され、aaは外径で、bbはピッチです。
例えば、Hammond Manufacturing の 1591MS100モデルでは、ねじサイズはM3x0.5で表記され、
それは 3mm外径×0.5mmピッチを意味します。
製品のヒント:1)カスタムメイドのねじを除いて、ネジの外径とピッチのすべてのマッチングは、ISOメートル規格の下で標準化されています。
M3ねじのピッチは0.5mmで標準化されていますので、一部のメーカーでは「M3」のようにスレッドサイズの表示を単純化している場合もあります。