アプリケーションに適した タンタルコンデンサ を選択するとき、その定格電圧と温度を考慮するのは重要な要素の一つです。最適な性能と長期的な信頼性のために、しばしばディレーティングが考慮されます。
表面実装タンタルコンデンサで Kemet社のT491シリーズ で、ディレーティングのガイドライン表を示す一例です。
上記の表は、温度に対するコンデンサの定格電圧の印加割合の関係を示しています。推奨最大印加電圧のエリアは、所定の温度での連続動作と最適な信頼性を実現するための定常状態での推奨動作電圧を示しています。実際のアプリケーション温度が85℃より低い場合、タンタルコンデンサは定格最大動作電圧のちょうど50%で動作させることが推奨されています。したがって、定格50Vのコンデンサは、85℃では、25V(50V×50%= 25V)で動作させることが推奨されます。
タンタルコンデンサの材料構造は他と異なっているため、それらのディレーティングガイドライン表はかなり異なります。