タンタルコンデンサの特徴

タンタルコンデンサ は、陽極としてタンタル金属を使用し、誘電体として五酸化タンタルを不動態化した電解コンデンサです。周波数特性や安定性に優れた有極性コンデンサです。静電容量の経時変化は大きくありません。

Tantalum capacitor

タンタルコンデンサの逆極性の接続にご注意ください。 逆極性の電圧が印加されると、誘電体酸化物が破壊され、時には内部で短絡することがあり、やがて、この短絡は熱暴走を起こし、コンデンサを破壊させる可能性があります。

各種コンデンサの比較

コンデンサのタイプ アルミ電解コンデンサ 積層セラミックコンデンサ タンタルコンデンサ フィルムコンデンサ
誘電体 酸化アルミニウム 数種のセラミック 五酸化タンタル プラスチックフィルム
メリット ブレークダウン
電圧と容量の
幅広いライン
ナップ
良い高周波数特性
無極性
小型パッケージ
大容量、安定
した 静電容量
高耐圧レベル
無極性
デメリット 電解質の漏出
は製品寿命を
制限
パッケージ
サイズが
大きい
有極性
静電容量は電圧、温度
により変化
クラック / チッピング
の可能性あり
ショートの
可能性あり
有極性
小容量e
パッケージの
種類が少ない



オリジナル・ソース(英語)