TPS61070を出力5Vで使用する事についてです。

お世話になります。
TPS61070を出力5Vで使用する事についてです。
品番は、[TPS61070DDCR]、[TLV61220DBVR]となります。

以前、[TLV61220DBVR]を昇圧DCDCとして出力5Vで使用している際、
[TLV61220DBVR]自体の消費電流は数uAぐらいだと思います。

この度、新たに、[TPS61070DDCR]を昇圧DCDCとして出力5Vで使用している際、
[TPS61070DDCR]自体の消費電流は約300uAくらい(厳密ではありませんが、
実測値に近いです)でした。
[TPS61070DDCR]の日本語データシートを見ますと、以下の様な記述があります。

・また、この製品は3.3Vまたはリチウム・イオン・バッテリーから
5V/200mAを生成するのにも使用できます。
・ 最大5.5Vの可変出力電圧
・効率90%の同期整流方式ブースト・コンバータ
3.3V/75mA出力(入力電圧0.9V時)
3.3V/150mA出力(入力電圧1.8V時)

このような記述から、[TPS61070DDCR]は、本来は、出力3.3V用で、
出力5Vも出せないことは無いが、出力3.3Vより、出力5Vは、消費電流効率が
悪いなどという事があるのでしょうか?

現在、入力電圧1.2V~5Vの電池を使用し、[TPS61070DDCR]を介し、
出力5Vの電圧を生成するシステムを設計している為、上記の様な
出力5V電圧で、約300uAを[TPS61070DDCR]が消費しているかも
しれない事が、ネックとなっています。

何かしらのヒント等もいただければ幸いです。

よろしくお願いします。

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@mes00

毎度お世話になっております。
調査させていただきますので、
判明次第、ご連絡差し上げます。

何卒よろしくお願い申し上げます。

@mes00

DC-DCコンバータ用のIC、TPS61070は3.3V用であって、出力が5Vの場合の効率は、出力が3.3Vの場合よりも効率が悪いのか?とのご質問に関する件です。

データシートのP.4, 5を見ますと、入力電圧の範囲は0.9~5.5Vとなっています。従って3.3V用というわけではありません。

TPS6107x 90% Efficient Synchronous Boost Converter With 600-mA Switch datasheet (Rev. E) (ti.com)

次にデータシートのP.7、Figure 5, 6を見ますと、ICの効率がグラフに示されており、出力電圧が3.3Vの場合と5Vの場合を比較できます。例えば、出力電流が5mAの場合を比較してみますと、入力電圧が1.5~2.9Vの範囲のとき、出力が3.3Vの場合と5Vの場合では効率は大体同じくらいです。入力電圧が1.2Vのときは、出力3.3Vのほうが出力5Vの場合よりも少し効率が良く、入力電圧が3.3Vのときは、出力5Vのほうが出力3.3Vよりも少し効率が良くなっています。

入力電圧や出力電流により効率が変わってきますので、実際の値にもとづきご検討いただければと思います。

お世話になります。

ご回答の方、ありがとうございました。

大変参考になりました。

一旦、フォーラムの方をクローズさせて頂こうと思います。

よろしくお願いします。

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