USB-Cの特性

USB-Cは、USB Type-Cインターフェースの略称で、高速データ転送速度を実現し、最大出力100W(20V@5A)のUSB PD(Power Delivery)に対応し、特に充電目的ではUSB 1.2 BC(バッテリチャージャ)の7.5W(5V@1.5A)を大きく上回ります。

モードタイプ 公称電圧 最大電流
USB2.0 5V ~500mA
USB3.0/ USB3.1 5V ~900mA
USB BC1.2 5V ~1.5A
USB-C 5V ~3A
USB PD 最大20V ~最大5A

USB-Cの伝送速度は、USB3.0の5Gビット/秒の2倍にあたる10Gビット/秒を達成します。

接続インターフェースについて、USB-CはAppleのLightningインターフェースと同様に、ピン配列が対称の「リバーシブル」コネクタで、レセプタクルにどのように挿入しても機能するため、従来のどのUSBプラグよりも利便性が高くなっています。もう、USBプラグを何度も裏返して挿す必要はありません。

USB-Cコネクタのピン配置を以下に示しますが、TX / RX / D / CCの4組のデータ伝送ピンはリバーシブルで、回路設計に便利です。

USB-C connector pin assignment

USB-Cは、大電流・高速転送のため、現在一般的なUSB2.0タイプに比べ、フィルタリング回路やESD保護設計の要求条件がずっと高くなっています。

USB-Cの設計の詳細については、こちらをご覧ください。




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