迅速な開発AIプラットフォーム - MAX78000FTHR開発ボード

概要

MAX78000FTHRは、統合された畳み込みニューラルネットワークアクセラレータを備えたMAX78000 Arm® Cortex®-M4Fプロセッサを使用して、エンジニアが超低消費電力の人工知能(AI)ソリューションを迅速に実装するのに役に立つ、迅速な開発ができるプラットフォームです。

このボードには、バッテリと電源管理用のMAX20303 PMICも含まれています。

フォームファクタは、Adafruit Feather Wingペリフェラル拡張ボードと互換性がある、0.9インチ x 2.6インチの2列ヘッダフットプリントです。このボードには、CMOS VGAイメージセンサ、デジタルマイク、低消費電力ステレオオーディオCODEC、1MB QSPI SRAM、マイクロSDカードコネクタ、RGBインジケータLED、プッシュボタンなど、さまざまな周辺機器が含まれています。

パッケージボックス

MAX78000 featherボードは頑丈な段ボール箱に入っています。箱の中には、ボード本体、USBケーブル、ピン配置図、ボードにはんだ付けするヘッダピンが入っています。

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特長

● MAX78000マイクロコントローラ

• デュアルコア:FPU付きArm Cortex-M4プロセッサ、100MHz、RISC-Vコプロセッサ、60MHz

• 512KBフラッシュメモリ

• 128KB SRAM

• 16KBキャッシュ

• 畳み込みニューラルネットワークアクセラレータ

• 12ビットパラレルカメラインターフェース

• バッテリ残量計付きMAX20303ウェアラブルPMIC

• USBからの充電

• FPU付きArm Cortex-M4プロセッサ用のオンボードDAPLinkデバッグおよびプログラミングインターフェース

• ブレッドボード互換ヘッダ

• マイクロUSBコネクタ

• マイクロSDカードコネクタ

● 統合された周辺機器

• RGBインジケータLED

• ユーザープッシュボタン

• CMOS VGAイメージセンサ

• 低消費電力ステレオオーディオCODEC

• デジタルマイク

• SWDデバッガ

• 仮想UARTコンソール

• RISC-Vコプロセッサ用10ピンCortexデバッグヘッダ

MAX78000 Feather開発ボードのハードウェア概要

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  • Micro USBポートはfeatherボードへの電源供給のほか、充電、デバッグ、プログラミングにも使用されています。
  • RISC-Vコアのデバッグ用に追加のJTAGコネクタがあります。.
  • ボードには、LiPoバッテリ用のJSTバッテリコネクタがあります。これにより、このボードを使ったポータブルデバイスやプロジェクトの構築が容易になります。このヘッダは、一般的に入手可能なPHR-2レセプタクルです。
  • ボード全体の電源管理は、MAX20303電源管理コントローラによって処理されます。また、接続されたバッテリの充電状態を検出するのに役立つバッテリ残量計機能も含まれています。
  • 周辺機器について言うならば、MAX78000 featherボードには、2つのRGB LED、5つの触覚ボタン、デジタルマイクが搭載されています。また、VGAカメラ、オーディオラインの入力および出力コネクタがあります。
  • 5個の触覚スイッチのうち、1個は電源ボタン、1個はDAPリンク用、1個はリセット用、残りの2個は一般的な用途に使用されます。
  • SPH0645LM4H-Bデジタルマイクは、I2Cインターフェースを介してMAX78000プロセッサに直接接続されています。
  • OVM7692 VGAイメージセンサも、I2CおよびPCIFインターフェースを通じてMAX78000に直接接続されています。
  • オーディオ入出力は、オンボードのMAX9867ステレオCODECチップで処理されます。これにより、最小限のソフトウェアオーディオ処理でオーディオ関連プロジェクトの開発が容易になります。
  • 両面には、SPIを介してMAX78000とインターフェースするSDカードスロットがあります。その他に、MAX32625用のSWD接続、1MB QSPI SRAM、その他の補完回路があります。

ボードテスト用のデモプログラム

MAX78000 featherボードには、デモプログラムもあらかじめプログラムされています。このデモプログラムは実際にはキーワード検出デモで、オンボードマイクを使用して、特定の音声コマンドまたはキーワードを検出できます。このデモ用コードは、1から10までの数字と、他の2つのコマンドである「Go」と「Stop」を認識できます。私たちが入力した数字に基づいて、ボードはオンボードのRGB LEDをその回数分だけ点滅させる。例えば、「4」と言えばLEDは4回点滅し、「2」と言えば2回点滅します。

Maxim Micros SDKのインストールと使用

Analog Devicesは、MAX78000 featherと同様のボード用に、Maxim Micros SDKと呼ばれる独自の開発プラットフォームを提供しています。ダウンロードしたら、画面の指示に従ってSDKをインストールしてください。Eclipse IDEもこのSDKの一部としてインストールされます。

まとめ

全体として、MAX78000 feather開発ボードは、初心者にも上級者にも非常に優れた選択肢です。パワフルで使いやすい開発ツールであるだけでなく、製造元のAnalog Devicesは膨大なサンプルコードとドキュメントを提供しています。開発環境は簡単にセットアップでき、他の開発環境のように長い手順は必要ありません。

ドキュメント

データシート:Featherボード
データシート:Max78000マイクロコントローラ
Max78000の詳細

関連部品
DigiKey品番 メーカー品番
505-MAX78000FTHR#-ND MAX78000FTHR#
505-MAX78000EVKIT#-ND MAX78000EVKIT#
505-MAXREFDES178#-ND MAXREFDES178#
505-MAX78000EXG±ND MAX78000EXG+




オリジナル・ソース(English)