質問:
限定反射形センサB5W-LBで、検出物体の大きさはどれくらいが必要でしょうか?
回答:
限定反射形センサの場合、センサからの光をできるだけ多く利用するという意味で、検出物体の大きさはセンサの光スポット径より大きいことが理想的です。
解説:
限定反射形センサB5W-LBは、赤外LEDを搭載しているため、光スポットが視認できません。そこで、データシートの「スポット径‐距離特性」でこれを確認します。 センサの検出エリアは、LEDが投光している領域だけでなく、受光素子が見ている領域との組み合わせで決まります(下図参照)。 これについては、データシートの「動作領域特性」から読み取ることができます。グラフ上の曲線は、矢印方向から検出物体が移動し、センサ出力がONする位置を表しています。
物体を安定検出するには、物体からの反射光がセンサに入光する受光量が十分かどうかが重要となります。 検出物体が小さい場合は、アナログ出力タイプを選定し、データシートの「受光出力-距離特性」を参考にして、受光出力余裕度の高い距離範囲に検出物体が来るよう設計されることをお薦めします。その際、実機での受光量(出力電圧)が十分であることを確認し、最適なしきい値を設定してください。
ワンポイントアドバイス
「動作領域特性」のグラフから、そのセンサの検出エリアが読み取れることを解説しましたが、以下の場合にも有効です。
機器のフレームなど、センサの検出エリア内に背景物体(検出したくない物体)が有る場合は、その距離における検出エリアを確認し、背景物体に穴加工を施すなどの構造設計をすることで、検出余裕度が高まり安定検出につながります。 この場合も、必ず実機にて評価してください。
商品カテゴリー | センサ 限定反射形センサ/拡散反射形センサ |
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分類 | 使用・アプリケーション |
関連キーワード | 光センサ 限定反射形センサ 検出物体 物体のサイズ B5W-DB |
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光センサ | Digi-Key Electronics
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