質問:
パワーリレーをI/Oの出力用のプリント基板に多数個使用します。リレーの取付間隔に制限ありますか?
回答:
パワーリレーは、シグナル(通信用) リレーに比べてコイル消費電力、接点定格が大きいことから、密着取付においてリレー相互間の熱の影響を受けやすいので間隔をあけて実装してください。
解説:
- 周囲温度
リレーの取りつけ間隔は、個別カタログをご確認の上、個別に取りつけ間隔を規定されているものについては、必ず規定値以上の間隔をあけて実装ください。 リレーを2個以上取りつけると、相互作用により異常発熱する場合があります。また、カードラック取りつけなどにより基板を多数枚重ねて取りつける場合も同様に温度の異常上昇の原因となります。リレーの取りつけにおいては、熱がこもらないように間隔をあけて、リレーの周囲温度が規定の使用温度範囲内になるようにしてください。 - 相互磁気干渉について
リレーを2個以上取りつけると、個々のリレーから発する磁界が干渉することにより、リレーの特性が変化する場合があります。
必ず、実機にてご確認の上、ご使用ください。
取りつけ間隔例
取りつけ間隔の設定事例を紹介します。この設定を基にプリント基板への実装をお願いします。
ワンポイントアドバイス
商品カタログにおいて密着取付を掲載されていない機種で、密着取付される場合は、弊社にお問い合わせください。
DigiKeyのウェブサイトでこの製品ラインをご覧になるには、以下のリンクをクリックしてください。
リレー | DigiKey Electronics
この「よくある質問」はOmronから提供されています。
オリジナルのFAQをご覧になるには、以下のリンクをクリックしてください。
https://components.omron.com/jp-ja/faq/relays/FAQE10065