Digi-Keyでは、IDC（Insulation Displacement Connection、圧接接続）スタイルのコネクタを現場でより効果的に終端できる、安価な方法はないかという質問をよくいただきます。多くの場合、民生機器の修理や、3ドル程度のレセプタクルをいくつか終端するためだけに数千ドルのプロ仕様のバイスを購入するのは難しい、プロトタイパーやメーカーからの要望です。
幸いにも、低コストで品質は少し劣っても迅速な終端処理が必要な方のために2つのソリューションがあります。
1つ目は、Klein Toolsの品番D234-6Cです。圧着ペンチとカッターを組み合わせたもので、通常のペンチと比較して、IDCコネクタの終端処理を容易にし、コネクタハウジングへの損傷を軽減するために特別に設計されています。Scotchlokのスプライス端子を主な対象としていますが、一般的な長方形リセプタクルの取り付けも容易に行えます。
長方形リボンケーブルのコネクタにのみ関心がある場合は、Eclipse Toolsの品番300-011も選択肢の1つです。Digi-Key マーケットプレイスの部品なので、上記のKleinのペンチよりも入手に時間がかかるかもしれませんが、「1週間のコーヒー代」の予算で長方形IDCレセプタクルを終端できる素晴らしいオプションです。
これらのツールで、お金をかけずにIDC部品の終端処理を行うことができ、RVの修理や、いじりたいと思っていたピカピカの新しいFPGAのプロトタイピング、YouTubeチャンネル用に製作中の温室用水やりロボットのケーブル配線をきれいにすることができます。お財布に優しいツールです！