ダブルソレノイドとはコイルを2つ備えたソレノイド部品です。私が見つけたダブルソレノイドのほとんどは、次のリンクに示されているDFRobotのFIT0617（Digi-Key品番1738-FIT0617-ND）などのソレノイドバルブに使用されていました。
https://www.digikey.jp/product-detail/ja/dfrobot/FIT0617/1738-FIT0617-ND/10230100
コイルAは通電するとバルブをAの位置に移動し、コイルBは通電するとバルブをBの位置に移動させます。コイルがどちらも通電されていないときは、バルブは現在の状態のままです。この機能はデュアルラッチングリレーと同様です。その利点の1つは、このバルブを制御する出力を常にアクティブにしておく必要がない、ということです。不利な点は、バルブを他の位置に戻すために別の出力が必要になることです。
対照的に、単一の（通常の）ソレノイドは電源が切られると、ノンラッチングリレーのように開始状態に戻ります。利点として、バルブの制御に必要な出力が1つで済むことと、プログラムの起動時には常に予測可能な状態になっていることがあげられます。不利な点は、通電状態を維持するためには、バルブが通電状態でいる間ずっと、それを制御する出力をアクティブにしておく必要があるということです。