ファラッドからアンペア・アワーへの換算方法?

ファラッドからアンペア・アワーへの換算はできません

静電容量に蓄積されるエネルギーは、0.5CV ^ 2(単位:ジュール、ワット秒)として計算され、電気化学セルに蓄積されるエネルギーは、アンペア・アワー定格に公称セル電圧を掛けたものとして算出されます(単位:ワット時)。

実際には、さまざまな放電プロファイルに対応するだけでなく、バランスを取るための規定も必要です。

さらに考慮すべき点は、使用可能エネルギーです。12Vの鉛蓄電池のアンペア・アワー容量は、通常、ある一定の電流を流したときに、電圧が10.5V前後に下がるまでの時間(それ以下になるとダメージを受ける可能性がある)を基準に規定されています。ここで示されているエネルギー方程式は、コンデンサをゼロボルトまで完全に放電することを意味しています。ゼロボルトまで動作するシステムはありませんので、実際には使用可能エネルギーはそれよりもかなり小さいものになります。

サイズ的には、同じアンペア・アワーの容量であれば、コンデンサは電池の何倍もの体積を占めます。しかし、アプリケーションによっては、短時間でどれだけの電流を出力できるかが重要な場合もあります。このような状況では、コンデンサが有利になることもあります。すべてはトレードオフの関係にあります。しかし、もしコンデンサを使うのであれば、セルバランスの取り方や、過電圧からの保護などを理解する必要があります。そうしないと、コンデンサが壊れてしまいます。




オリジナル・ソース(英語)