基本的なロータリスイッチを識別するには、極(ポール)数と投(スロー)数を確認します。
極数(P)は極ラグの数で、投数(T)は投ラグの数を極ラグの数で割った数です。
上の写真は、3個の極ラグと12個の投ラグがあるため、3極4投スイッチ(3P4T)です。
CKN11808-NDは3P4Tスイッチの一例です。
いろいろな極と投の回路図
また、「Adjacent Contact(隣接コンタクト)」と呼ばれる共通極のないロータリスイッチもあります。これは、スイッチの中心コンタクトがないもので、シーリングファン、産業機器、ポータブル工具などによく見られます。
CKN11058-NDはSP10Tの隣接コンタクトモデルです。
CKN9483-ND はDP5Tの隣接コンタクトモデルです。
まれにですが、BCD、BCDコンプリメントなど、エンコーダと同様の特殊な出力を持つロータリスイッチもあります。
450-1885-NDはBCDモデルです。
450-1884-NDはBCDコンプリメントモデルです。
こちらもご覧ください。
スイッチの基本、極(ポール)と投(スロー)の例
I am looking for a rotary switch made by C&K
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スイッチ回路と機能