スイッチの操作/作動力はどのように測定されるか

作動力とは、接点の状態を変化させるためにスイッチのアクチュエータのメカニズムに加えられる力の大きさを指します。より簡単に言えば、スイッチを作動させるためにどれだけ強く押す必要があるかということです。状態を変化させる前にアクチュエータが移動する距離は、トラベルまたはプリトラベルと呼びます。

スイッチ業界ではほとんどの場合、作動力はグラムまたはgf(gram force:グラム重)で測定されます。しかし、ニュートン(N)、オンス(oz)、ポンド(lb)など、どのような力の単位でも測定できます。最終的な用途や、どの数値が読みやすいかによって異なります。

例えば、1ニュートンは大体102グラムに相当し、正確には101.9716213グラムです。そのため、破壊行為防止スイッチや通常の押ボタンスイッチのような大きなスイッチの場合、データシートには作動力が4ニュートン(4N)と記載されていることがありますが、小さなタクタイルスイッチの場合は350gf ±100gfと書かれていることがあります。350gfは公称作動力であり、±100gfはどちらかの方向に100グラムの許容差があることを意味します。部品ごとに微妙に異なるため、250グラムや450グラムで機能する場合もあります。

DigiKey作動力フィルタのスニペット

image


作動力が必ずしも記載されていませんので、データシートを参照しなければならないこともあります。
image


出典 - E-Switch - What is Actuation or Operating Force? How is it Measured?




オリジナル・ソース(English)