表面実装、ウェッタブルフランクとは何ですか?

最近、Digi-Key Webサイトの製品カテゴリの多くに、新しい面実装タイプとして、ウェッタブルフランクを追加しました。ウェッタブルフランクは全く新しい実装タイプとは言えませんが、最近の使用頻度や要望の増加により、Digi-Key では、初めて別の実装オプションとして、ウェッタブルフランクと呼ぶことにしました。

それでは、ウェッタブルフランクとは何でしょうか。ウェッタブルフランクとは、基板にはんだ付けするとほとんど見えないパッドで、はんだ付けが正常に行われていること確認し、テストできるものです。これは、AOI(自動光学検査)を使用してQFNなどのパッケージのはんだ濡れ性を検査するのに役立ちます。

Allegro Micro systems の最近のトレーニングで、ウエッタブルフランクの需要の原動力は自動車産業からのものであることがわかりました。しかし、この需要はますます大きくなっており、他の分野でも使用され始めています。したがって、今後はこのオプション機能を持った製品が増えることでしょう。

製品を見てみましょう。最初はSN65HVD75DRBRです。これは標準の8-VDFNパッケージです。

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次に、ウェッタブルフランクを使用したTCAN1042GVDRBTQ1 をざっと見てみましょう。写真をよく見ると、部品のパッドのある側のエッジに溝があることがわかります。

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Allegro Micro Systemsのパッケージの資料の図にから、基板上のはんだフィレットがどのように形成されているのかがわかります。この設計により、光学的に検査することができます。

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下記のブログの写真は、TIAが提供したAOI(自動光学検査)の写真ですが、ウェッタブルフランクを使用する理由を説明しています。はんだフィレットの領域が増えることにより、標準のパッケージよりもはんだフィレットの検査とテストがはるかに簡単であることがおわかりいただけるでしょう。

ウェッタブルフランクのパッケージにより、自動光学検査が簡単になります。

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オリジナル・ソース(英語)