概要
Amphenol Advanced Sensorsの NPI-EVAL-KIT は、デジタルI2C産業用圧力センサNova Sensor NPI-19 シリーズの迅速な評価を可能にします。この記事では、キットの内容、キットのハードウェアとソフトウェアのセットアップ、および NPI-19 シリーズI2C圧力センサを例としてキットの使用方法について説明します。
ハードウェア
- NPI-EVAL-KIT
Nova Sensor NPI-19-I2C の評価キット - NPI-19M-002G2
Nova Sensor NPI-19M 産業用デジタルI2C圧力センサ、2.5psi動作圧力
ソフトウェア
- NPI19_EVT
MATLAB Runtime および NPI19_EVT 実行可能GUIソフトウェア（ NPI-EVAL-KIT に付属）
背景
Amphenol Advanced Sensorsの NPI-19M シリーズデジタル圧力センサは、下表に示すように、ネジバージョン、圧力レンジ、および絶対圧、ゲージ圧タイプを含む幅広いオプションから選択できます。
Nova Sensorの NPI-19M I2C圧力センサの評価用キットを設定する
1 - キットの内容は、評価ボードとUSBドライブで構成されています。評価ボードには、USBインターフェース、電源入力、I2Cセンサインターフェースコネクタ、OLEDディスプレイ、およびオン/オフスイッチが搭載されています。このキットは、センサデータをボードのOLEDディスプレイまたはPC GUIに表示する機能と、センサデータをPC上のファイルにデータログする機能を提供します。
USBドライブには、アプリケーションノート、ユーザーガイド、および評価用ソフトウェアのインストーラの3つのファイルが含まれています。
（注： キットには含まれていませんが、評価キットの操作には、 NPI-19 センサ、USBケーブル、および電源が必要です。）
2 - 評価キットソフトウェアは、Windows PC上で動作する NPA19_EVT MathWorks ランタイムアプリケーションで構成されています。アプリケーションGUIは、センサデータの開始/停止/保存、およびOLEDディスプレイのオン/オフの切り替え機能を備えています。
ソフトウェアのインストールと使用に関する詳細な説明は、NPI-19-I2C evaluation Kit User Guideに記載されています。
3 - I2Cコネクタ/ケーブルの正しい向きを確認し、 NPI-19M センサを接続します（この例では、テスト目的で NPI-19M-002G2 を使用しました）。また、出力電圧が2.9V～5.5Vの電源が必要です。 NPA19_EVT 評価ソフトウェアが動作するPCにUSBケーブルを接続します。
NPA19_EVT ソフトウェアを起動し、評価ボードのCOMポートを選択します。一度接続すれば、センサデータはOLEDまたはアプリケーションGUIのいずれかに表示できます。さらに、NPA19_EVT ソフトウェアは、サンプリングレートを設定し、センサデータを.csvファイルにデータロギングすることができます。
まとめ
Amphenol Advanced Sensorsの NPI-EVAL-KIT は、 NPI-19M シリーズの幅広い産業用デジタル圧力センサを迅速かつ簡単にテストおよび評価する方法を提供します。このキットは、さまざまなサンプリングレートや電源電圧でセンサをテストできる柔軟性を備えています。
参考資料
- Amphenol Advanced Sensors- NPI-19-I2C evaluation Kit (V1.0) User Guide
- Amphenol Advanced Sensors- NovaSensor NPI-19 Digital I2C Pressure Sensor data sheet