Digi-Keyウェブサイトでロジック検索

あまり知られていませんが、Digi-Key のウェブサイト検索では、キーワードや品番を組み合わせた論理関数を使用し、論理ベースの検索を行うことができます。ウェブサイト上で使用できる論理関数は主に3つありますが、そのうちの1つは少し手間がかかります。簡単なものは、「|」記号で表される OR と、「~」記号で表される NOT です。

Digi-Keyのウェブサイトで特定の2品番、例えば MurataGRM033R61A104ME15DSamsungCL03A104KQ3NNNHを比較するとします。通常、「比較」ボックスにチェックを入れるために、2つの部品を同じページに表示させようとしてあてにならない多くのフィルタリングを行います。しかし、下記のようにウェブサイトの「OR」関数を使用することができます。

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この検索では、比較したいコンデンサ 2つのDigi-Key品番のいずれかに合致する結果が表示されます。上記の検索で「フィルタの適用」をクリックすると、以下のようなページが表示されます。

比較したい2つのコンデンサだけが検索結果として表示され、2つの「部品の比較」が非常に簡単になります。いいですね~!

Digi-Keyのウェブサイト検索で利用できるもう一つの便利なロジック関数は、NOT です。例えば、様々な仕様や定格のセラミックコンデンサを探しているとします。しかし、基板は、リフローはんだ付けをしますので、エポキシマウントコンデンサは除外するものとします。この場合、多種多様なフィルタでいろいろな異なる値を選択する必要があり、通常、煩雑な検索になりますが、幸いにも、「NOT」 でロジック検索すれば、煩わしい作業を何時間もかけてする必要がありません。下記のように、検索欄に「~エポキシ」と入力するだけです。

上述のOR検索と同様に、「フィルタの適用」をクリックすると、NOT検索が実行され、結果が表示されます。

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特長の一覧から「エポキシマウント可能」が完全に除外されていることに注目してください。これは、Digi-Keyサイトの全てのフィルタにおいて、「エポキシマウント可能」という単語を含むものは全て除去するように指定したためです。これで、使用できないエポキシマウントコンデンサを誤って選んでしまう心配はありません。必要なコンデンサを自由に検索できるようになりました。すごい!

さらに、ウェブサイトの「検索結果内で検索」ボックスを使って、「AND」ロジックで検索することもできます。例えば、低ESLのコンデンサを探していて、しかも高電圧も必要だとします。必要に応じてフィルタを選択して検索することもできますし、論理的に「検索結果内で検索」を繰り返して検索することもできます。まず最初に、Digi-Keyのウェブサイトの「検索結果内で検索」フィールドを見つけましょう。

フィールドを見つけたらANDしたい最初の検索語、この場合は「低ESL」を入力して、「フィルタの適用」をクリックします。

このように、「低ESL」がフィルタのリストに追加されていることに注目してください。次に、高電圧対応の部品が必要です。同じく「検索結果内で検索」の欄に「高電圧」と入力して、「フィルタの適用」をクリックします。

「低ESL」と「高電圧」が個々のフィルタとして適用されていることに注目してください。このように、「AND」ロジック検索と同じ効果が得られます。検索結果は、両方の特性を持つコンデンサだけを抽出しています。素晴らしい!

この3つのロジック検索機能は、Digi-Keyウェブサイトでの検索を高速化したり、必要な部品を素早く見つけるのに有益です。私にとってはとても役立つ、これらの機能が皆様のお役に立てれば幸いです。




オリジナル・ソース(英語)